【WEB限定】コストコいっとこ! 壬生倉庫店オープン初日ドキュメント

 会員制大型量販店「コストコ」の「壬生倉庫店」が23日午前5時40分、オープンしました。関東地方で唯一未進出だった栃木県の初店舗という話題性もあり、大盛況となりました。オープン当日午前中の様子を詳細に報告します。

 午前3時30分 店舗の明かりが外に漏れ、暗闇にボーッと浮かび上がっていました。目をこらすと、早くも外壁に沿って、行列ができていました。すでに数十人です。

 午前5時ごろ オープンを心待ちにしている買い物客に、クロワッサンのプレゼントがありました。スタッフは「こんなに朝早くから待っていただいて大変ありがたい」。

 午前5時5分 行列の先頭に並んでいた群馬県伊勢崎市、会社員木村久美子(きむらくみこ)さんが取材に応えてくれました。木村さん夫婦は前日の午前10時から並んでいました。

 「コストコ仲間から、『せっかくなら一番を目指して』と言われて、チャレンジしました。昨日は暑くて疲れましたが、並んでいて知り合った人とコストコ話で盛り上がったので、意外と早かったです。オープンを楽しみたいです」

 午前5時30分 「最後尾」と書かれたプラカードを掲げるスタッフが入り口から遠ざかっていきました。この時点で行列は約350人にまで増えました。

 午前5時40分 店舗入り口でテープカットが行われました。参加者はケン・テリオ日本支社長や生井雅浩(なまいまさひろ)倉庫店長、先頭に並んだ木村さんら。「大変長らくお待たせいたしました」とのアナウンスに続き、コストコのロゴが入った白いテープがカットされました。

 

 午前5時41分 開店。開店時刻は午前8時を予定していましたが、2時間20分前倒ししました。大型カートを押した買い物客が続々と店内に入りました。

 午前5時45分 目玉の玩具商品が置かれたエリアに黒山の人だかりができていました。1人で同じ商品を何個もカートに乗せる姿も。「転売目的だね」と指摘する人もいました。

 午前6時 レジ周辺には会計を待つ人たちが並び始めました。オリジナル商品のトイレットペーパーや180枚入りのマスク、オリジナルのパンなどが人気のようです。

 午前6時20分 店舗前の行列はなくなり、早くも帰宅する人が駐車場出口に向かって車を移動させています。一方で、駐車場に入場する車も多く、満車状態に。

 

午前6時25分 食料品売り場でテリオ支社長が試食用の食料品を買い物客に配布しました。

 午前7時30分 「トイレットペーパーはどこにありますか」。お目当ての商品の場所が分からず、店員に聞く買い物客も多いです。

 午前9時 駐車場内で駐車スペースを探す車が渋滞に。交通誘導をするスタッフは「想像以上ですね」と汗を拭っていました。

 

 午前10時ごろ 壬生町から上三川町につながる県道71号(羽生田上蒲生線)が、東行き、西行きともに渋滞。北関東自動車道の壬生インターチェンジ周辺から約2キロに渡って数珠つなぎとなりました。

 午前11時過ぎ 県道71号は、壬生インターチェンジ方面からの渋滞が解消へ。ただし、上三川町方面からは引き続き渋滞が続いていました。コストコ関係者は「オープンに合わせて、全国から精鋭のスタッフに来てもらっています。会計時間の短縮につながっていますので、回転率は早いです」と説明しました。

 午前11時30分ごろ カートが足りなくなり、入店が制限されました。入り口には再び行列ができ始めました。

 最初の土日となる25、26日は、いったいどのような状況になるでしょうか。「コストコフィーバー」はまだまだ続きそうです。 

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