劇団四季「リトルマーメイド」 舞台づくり進む 広島公演 来月11日から

劇団四季によるディズニーミュージカル「リトルマーメイド」の広島公演は、来月11日からです。舞台づくりが急ピッチで進められているということで、現場にカメラが向かいました。

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劇団四季のディズニー・ミュージカル「リトルマーメイド」は、地上の世界にあこがれる人魚姫が人間の王子に恋をする物語…。海の中を自由に泳いでいるようにみせるフライング技術は見どころの1つになっています。

2013年の初演以来、全国で360万人以上を動員する話題作で、広島公演は初めてです。

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会場の上野学園ホールです。舞台装置の設営はすでに始まっていて、22日は大道具が次々と運び込まれていました。

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これは、人間の王子が航海する船ハーモニア号です。舞台監督の大平康治さんの指示のもと、スタッフが慎重にトラックの荷台から移動させていきました。

こちらはステージ側です。額縁のように囲まれた縁や床が設置されていて、隅々まで青い色で囲まれていました。

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「リトルマーメイド」広島公演 舞台監督 大平康治さん
「すべて青を基調にして水中を表現しています。(主人公・人魚姫)アリエルは、トリトン・お父さんにばれないようにこっそり地上世界に足を運ぶんですね」

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「水の中はアリエルにとって現実なので、3D・立体感をもって表現しています。逆に地上世界はアリエルのあこがれの場所なので、絵本のように2次元的に表現しています」

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海の中と地上の2つの世界が再現され、工夫がいっぱいの舞台セットです。大平さんに見どころを聞きました。

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舞台監督 大平康治さん
「劇団四季オリジナルの魚も何匹か出てきまして、ディズニー・スタッフと『こういう魚を本編に登場させたいんだ』『それだと、こうじゃないのか』というのをディスカッションを繰り返しまして、生まれた魚の数体が出てきますので、ぜひ、そこらへんも見てほしいですね。本当にいろいろな色を使ってカラフルにシーンを表現しています」

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会期の10月10日まで85公演を予定している「リトルマーメイド」。設営作業は来月4日まで続き、6日からは開幕に向けたけいこが始まります。

舞台監督 大平康治さん
「広島でリトルマーメイドが上演されるのは初めてのこととなりますので、とても夏にぴったりの作品になっていますので、ご家族、この劇場にリトルマーメイドを見に来てほしいです」

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― このあと、照明を組む作業も…。6月上旬から始まった舞台の設営には1か月かかるそうです。劇団四季の『リトルマーメイド』は、上野学園ホールで来月11日から上演されます。

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