岡山県内15地点で「真夏日」 岡山市中心部34.7度

 岡山県内は23日、南から入った暖かい空気の影響で気温が上昇し、岡山市中心部で最高気温が34.7度(平年28.1度)を記録するなど、全16観測地点のうち15地点で最高気温が30度を超える「真夏日」となった。

 11地点で今年最高を更新した。主な地点の最高気温は、倉敷市33.8度(平年27.7度)、笠岡市33.6度(27.6度)、真庭市久世33.3度(27.9度)、津山市32.1度(27.3度)など。全地点で平年より6.6~3.1度高く、6地点は夏の最も暑い時期を上回る水準だった。

 県内の各消防によると、この日夕方までに、庭で作業していた岡山市の70代女性や、休み時間にサッカーしていた赤磐市の男子小学生ら計12人が熱中症とみられる症状で救急搬送された。

 広島地方気象台は「太平洋高気圧が接近している影響で、最高気温が30度を超える日が続くだろう。小まめな水分補給を心がけ、熱中症に警戒してほしい」と呼び掛けている。

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