【新型コロナ】神奈川で2人死亡、808人感染 初確認の派生型も

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で23日、2人の死亡と、10歳未満~90代の男女計808人の感染が新たに確認された。

 相模原市は80代男性の死亡を発表。男性は基礎疾患の治療のため市内の病院に入院中、8日に新型コロナの陽性が判明。11日に転院先の市内の病院でコロナのため亡くなった。

 茅ケ崎市は寒川町在住の70代女性の死亡を発表。21日に同市保健所管内の医療機関に搬送後、検査で陽性が判明し、同日中に別の疾患で亡くなった。基礎疾患があったという。

 このほか、県は新たに35人が自主療養したと発表した。自主療養の累計は2万7089人になった。

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 県は同日、感染力が高いオミクロン株派生型に10代~40代の男女計6人が感染していたと明らかにした。内訳は「BA・5」が1人、同「BA・2.12.1」が5人で、「BA・2.12.1」は県内初確認という。

 6人は5月31日から6月9日にかけて陽性が判明し、いずれも軽症で自宅療養していた。同18日までに自宅療養は解除され、いずれも回復しているという。海外渡航歴がある人は1人で、1人は不明。感染経路は分かっていないものの、県は「市中感染が出始めている」としている。

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