「まど☆マギ」制作会社が“アニメ不毛の地”静岡市に進出 スタジオを新設

「魔法少女まどか☆マギカ」などを手掛けたことで知られる東京の著名なアニメーション制作会社が静岡市にスタジオを新設しました。現在、静岡市にアニメ制作会社はなく、アニメ関連の仕事を目指す学生などから注目を集めています。

6月10日に静岡市葵区に新設されたスタジオ。「魔法少女まどか☆マギカ」や「化物語」などの人気アニメを手掛けたことで知られる「シャフト」の新スタジオです。

アニメーションの制作は、主に首都圏を中心に作られてきましたが、作画のデジタル化やインフラの整備が進み、地方に住んでいてもアニメーション制作への参加が可能に。シャフトは地方進出第1号となるスタジオを静岡市に構えました。

スタッフとして、静岡市内の専門学校から2人が採用されたこともあり、アニメ関連の仕事を目指す学生などから注目を集めています。

<シャフト 中野夏希さん(静岡市出身)>

「アニメ不毛の地と言われていた地元に少しづつクリエイティブな仕事が発達していってくれればと思う」

6月23日は、シャフトの久保田光俊社長など2人が初進出の報告のため、静岡市の田辺市長を訪ねました。

久保田社長が静岡市内の学校に通っていたという事で、田辺市長から「一緒に静岡を盛り上げて欲しい」と激励の言葉が掛けられました。

<シャフト 久保田光俊社長>

「静岡から発信するアニメーションを作って行けるように頑張りたい」

シャフトは今後、静岡市内だけでなく、東海地方の学生やアニメーション制作を志す人たちにサポートしていきたいということです。

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