「その場で返ってくるのがうれしい」全国初!飲食店で“ふるさと納税” 寄付が食事などに早変わり=静岡・清水町

全国で初めてという飲食店での「店舗型ふるさと納税」を静岡県清水町が始めました。スマホひとつで誰でも気軽にできるふるさと納税です。

<毎日牧場 和田由貴美さん>

「QRコードで簡単にふるさと納税ができるようになっております。当日のお食事を返礼品として受け取ることができるようになっております」

全国で初めて清水町が導入した飲食店での「店舗型ふるさと納税」。仕組みは、とてもシンプルです。

町内6つの飲食店で、QRコードを読み込み、ふるさと納税をすると、返礼品としてその日の食事代に充てたり、店で買った商品をその場で受け取ったりすることができます。

こちらのステーキとサラダバーの店では、1万円の寄付で3000円分の食事券が受け取れます。

<利用客>

「その場ですぐ返ってくるのは、おもしろいよね。湧水をきれいに保つために使うというのも1つに入っていたから、いいことだな」

<毎日牧場 和田由貴美さん>

「湧水の町で柿田川がありますので、柿田川を末永く守っていくためにも、ふるさと納税が使われるようにということで、私はそれが一番期待というか望んでいることです」

<清水町 産業観光課 岸田祐香さん>

「柿田川公園の中にも、ふるさと納税の寄付ができるご案内をさせていただくようにしました」

清水町のシンボル柿田川公園にも、ふるさと納税のQRコードが掲示されています。返礼品はありませんが、全額が寄付され、柿田川の保護や保全にあてられます。

<清水町 産業観光課 岸田祐香さん>

「みなさんが寄付をしていただく時に、柿田川公園の保護・保全や産業振興など、使い道を8つの中から選んでいただけますので、お食事を楽しんでいただいて、町にいい思い出を作っていただいたからこそ、町を応援したいなという気持ちで、その場で寄付をしていただけるというのが、今回の一番のふるさと納税の特色かなと思っております」

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