出席した県職員2人だけ、空席目立つ委員会…コロナ感染で3課が在宅勤務 塩田知事「密で大人数の打ち合わせが…との報告を」

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 23日、鹿児島県議会6月定例会の最終本会議前に開かれた総合政策建設委員会。新型コロナウイルス感染者が出て部内3課の全職員を在宅勤務とした総合政策部から、答弁のために出席した課長級以上の職員は2人だけだった。

 感染が明らかになる前の16日の同委員会には、各部局の課長級以上の16人が出席していた。最終本会議当日に開く委員会は審査項目に直接関係する部局のみ出席するのが慣例とはいえ、県側の空席の多さが際立った。

 「病気療養」を理由に職員3人の欠席が報告された後、2022年度一般会計補正予算案の審査が進んだ。答弁に当たった柿内一樹参事は取材に対し、「必要な連絡は取り合っており、業務に支障はきたしていない」と話した。

 ■「心配かけ申し訳ない」

 鹿児島県庁内で新型コロナウイルス感染の確認が相次ぎ、総合政策部の3課が24日まで閉鎖していることについて、塩田康一知事は23日、南日本新聞の取材に「感染に注意していたが、庁内で多くの感染者を出してしまい、県民のみなさんにご心配をおかけして申し訳ない」と述べた。

 塩田知事は、原因は不明としつつも「(感染が確認される前に)密な状態で大人数の打ち合わせがあったとの報告を受けている。換気が十分でなかった可能性がある」と説明。県庁独自で原因究明に向けた調査をする予定はないとした。

 閉鎖しているのは本庁舎7階にある総合政策、地域政策、交通政策の3課。18~20日に計13人の感染が判明し、残る職員全65人を在宅勤務としている。業務への支障について、塩田知事は「在宅勤務時の連絡体制は整っている。問題ないだろう」と話した。

答弁する課長級職員が2人しか出席しなかった総合政策建設委員会=23日、県庁