「レアルで失敗したあとに輝いた」8名のスター選手

世界の各国からスター選手が集結するレアル・マドリー。そこで活躍することは非常に難しいものだ。

今回は『Planet Football』から「レアル・マドリーで活躍できなかったものの、退団した後に輝いた選手たち」をご紹介する。

サミュエル・エトー

レアル・マドリー所属:1997~2000年

レアル・マドリーでの試合出場数:3試合

サミュエル・エトーはレアル・マドリーで本当にわずかな出場機会しか与えられなかったが、後にチャンピオンズリーグを2回制覇する名選手になった。

レアル・マドリーにはラウール・ゴンサレスやフェルナンド・モリエンテスが所属しており、エトーには入り込む余地がなかった。19歳で貸し出されたマジョルカでブレイクして完全移籍し、後にバルセロナへと引き抜かれている。

クラース=ヤン・フンテラール

レアル・マドリー所属:2009年

レアル・マドリーでの試合出場数:20試合

レアル・マドリーでプレーしていたのはわずか半年間であった。そこでのプレーで十分な結果を残していたものの、カリム・ベンゼマの獲得によって弾かれてしまうことに。

スペインでは8ゴールを決めながらも放出された彼は、シャルケ04へと移籍してゴールを量産。そして時は過ぎ、2018-19シーズンのチャンピオンズリーグではアヤックスの一員としてレアル・マドリーを撃破している。

フアン・マタ

レアル・マドリー所属:2003~2007年

レアル・マドリーでの試合出場数:0試合

レアル・マドリーに所属していたことも今や忘れられがちになっているフアン・マタ。下部組織からBチームのカスティージャに昇格したが、トップに上がれないまま2007年にバレンシアへと移籍している。

そこで大ブレイクを果たし、その後チェルシーとマンチェスター・ユナイテッドでも活躍。10年以上にわたってプレミアリーグで存在遺憾を見せ、チェルシー時代にはチャンピオンズリーグ優勝も果たした。

ゼ・ロベルト

レアル・マドリー所属:1997年

レアル・マドリーでの試合出場数:15試合

非常に才能豊かな左ウイングであったゼ・ロベルトは、若くしてレアル・マドリーにやってきたものの、わずか数ヶ月でブラジルへと逆戻りすることになった。

しかしフラメンゴを経てレヴァークーゼンへと移籍すると、そこでブンデスリーガ3回準優勝、チャンピオンズリーグ準優勝と好成績を残し、2002年にはバイエルンへ。そこでは多くのタイトルに恵まれるキャリアを過ごすことになった。

ワルテル・サムエル

レアル・マドリー所属:2004~2005年

レアル・マドリーでの試合出場数:30試合

アルゼンチン代表の屈強で質実剛健なセンターバックは、ローマで非常に素晴らしいプレーを見せた後、レアル・マドリーへとやってきた。

1シーズンで30試合に出場したものの、スペインでそのプレーは高い評価を得ることができず、わずか1年でインテルへと移籍することになった。

ただ、その後イタリアに戻ってセリエA5連覇を達成したほか、チャンピオンズリーグでも優勝を果たすなどキャリアの終盤になって多くのタイトルに恵まれることになった。

アルバロ・ネグレド

レアル・マドリー所属:2005~2007、2009年

レアル・マドリーでの試合出場数:0試合

現在カディスに所属しているアルバロ・ネグレド。彼がスペインで最も期待されるストライカーだった時代があった。レアル・マドリー・カスティージャで活躍した後、アルメリアに移籍してゴールを量産したころだ。

そのため2009年にレアル・マドリーは彼を買い戻すことを決めたものの、数ヶ月でそのままセビージャへと移籍するという珍しいキャリアを描くことになった。

そこではスペイン代表に選ばれるなど活躍し、2009-10シーズンにはコパ・デル・レイを制覇。その後マンチェスター・シティへと移籍してプレミアリーグ優勝を成し遂げている。

ファビーニョ

レアル・マドリー所属:2012~2013年

レアル・マドリーでの試合出場数:1試合

モナコとリヴァプールで活躍し、世界でも最高クラスのボランチとして評価を固めたファビーニョ。今の姿からは想像できないかもしれないが、かつては若きサイドバックとしてレアル・マドリーに加入した。

2012年にレアル・マドリー・カスティージャへとローンで加入した彼は、1試合だけトップで起用された後返却され、そして改めてモナコへと貸し出されることになった。

そこで中盤にコンバートされた彼はたちまちブレイク。リヴァプール移籍後はチャンピオンズリーグ優勝、プレミアリーグ優勝など多くのタイトルを掲げた。

エステバン・カンビアッソ

レアル・マドリー所属:1996~1998、2002~2004年

レアル・マドリーでの試合出場数:41試合

1996年にアルヘンティノスからレアル・マドリーの下部組織に加入し、Bチームに当たるカスティージャでプレーしたカンビアッソ。一度アルゼンチンへと戻ってインデペンディエンテとリーベル・プレートに所属した後、2002年に復帰した。

【写真】チュアメニで10人目!「レアル・マドリーがリーグアンから獲得した選手たち」

今度はトップチームのレギュラーとして重要な存在となったものの、2年契約が終了した2004年にインテルへと移籍することを決断。セリエAでその後10シーズンを過ごし、チャンピオンズリーグ優勝やリーグ5連覇に貢献している。

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