自民・松村氏が先行、立民・出口氏追う 参院選熊本選挙区の序盤情勢

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 熊本日日新聞社は22、23日に共同通信社が実施した世論調査に独自取材を加味して、参院選熊本選挙区(改選数1)の序盤情勢を探った。自民党現職の松村祥史氏(58)が先行し、野党統一候補の立憲民主党新人の出口慎太郎氏(40)が追う。

 しかし、勝敗に影響を与える無党派層を中心に3割が投票先を決めておらず、情勢は流動的だ。

 4期目を狙う松村氏は岸田文雄政権の高い支持率を追い風に、手堅い組織戦を進める。300を超える各業界団体が後押しし、自民の支持層の7割強を固めた。「推薦」を受けた公明党の支持層の8割弱にも浸透している。ただ、無党派層からの支持は出口氏に後れを取っている。

 出口氏は「推薦」を受けた連合熊本の各労組への働きかけもあり、立民支持層の8割を固めた。無党派層でも最多の支持を集めた。一方、選挙区で共闘する野党各党の支持固めには苦戦。共産党と社民党の各支持層は5割前後、国民民主党の支持層は3割強しか押さえ切れていない。

 政治団体「参政党」新人の高井千歳氏(36)と、NHK党新人の本間明子氏(40)は、いずれも広がりを欠いている。(参院選取材班)