俳優「津田寛治」はなぜ「悪役」にこだわるのか…6月25日に初の著書出版 竹中直人さん、大杉漣さんらの寄稿も

パーソナルブック「悪役」を発売する津田寛治さん=福井新聞社

 福井県福井市出身の俳優津田寛治さん(56)が6月25日、初の著書となるパーソナルブック「悪役」を出版する。エッセーや小説、インタビューをはじめ、俳優仲間からの寄稿も収録。「津田寛治」がどういう人間なのか知ることができる一冊になっている。

 津田さんは著書で、約40年間の俳優人生について振り返り、タイトルにもなっている「悪役」へのこだわりを明かしている。寄稿では、竹中直人さんや2018年に急逝した大杉漣さんら俳優仲間が、津田さんとのエピソードをつづっている。

 福井新聞本紙で01~02年に連載したエッセー「津田寛治のeカンジ」や、25歳の時に執筆した小説「一男」、自身が描いた絵画も収録している。

 A5判、284ページ、1870円(税込み)。県内主要書店や福井新聞本社などで販売する。26日~7月3日には、本に収録した絵画を並べる津田さん初の個展が福井新聞社・風の森ギャラリーで開かれる。入場無料。

 また、出版を記念したトークショーが25日午後7時から福井市のテアトルサンクで行われる。チケット(有料)が必要。会場で当日券を若干数販売する。

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