中元にそうめん、ビール… 猛暑予想でひんやりグルメ人気 県内で商戦本格化

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ゆめタウン光の森の中元商品売り場で、県産の果物などを見る買い物客=22日、菊陽町

 熊本県内で中元商戦が本格化している。今夏は例年より暑くなるとの予想もあり、そうめんやゼリー、ビールといった涼感のある食品や飲料の売れ行きが好調。新型コロナウイルス感染拡大を機に高まった、県産品を贈る動きも続いている。

 熊本市中央区の鶴屋百貨店は22日、本館6階大催事場に「お中元ギフトセンター」を開設した。7月18日まで約1400点の商品を展示し、注文を受け付ける。

 同店が随時開く物産展の人気商品を集めた「にっぽんご当地グルメ特集」を初めて企画。大阪名物豚まんの詰め合わせや、冷凍ピザとパスタのイタリアンを満喫できるセットなどを並べた。担当者は「物産展で行列ができる商品を届けることができる。ゆっくり選んでほしい」と話す。

 開設前に開いた早期受注会では、同店の創業70周年を記念した「感謝」ラベルの焼酎や定番のゼリーが人気だったという。

 菊陽町のゆめタウン光の森では、8月14日まで特設ブースを開設。猛暑予想を受けてそうめんの売り場を拡大し、売れ行きも好調だという。山鹿市のパート岩崎由美さん(62)は、「今年は暑くなりそうだから、食が進むようおかずになるものを贈りたい」と品定めしていた。

 県産のメロンやスイカといった果物のほか、2020年7月豪雨の被災地を応援しようと球磨焼酎を選ぶ人も多い。食品売り場の髙津修店長(47)は「コロナでなかなか会えない県外の方に向け、熊本の産物を贈る傾向がさらに高まっている」と話す。

 嘉島町のイオン熊本店では、デコポンゼリーや球磨焼酎などの県産品、そうめん、ジュース、ビールなどが売れている。大幅に値上がりしている食用油を贈る動きもあるという。(横川千夏)