生活困窮者 物価高に節約限界 年金減額追い打ち

年金額の改定を知らせるはがきを手にする女性。物価の高騰などで生活は苦しさを増している=串間市(画像の一部を加工しています)

 「食費を切り詰めてしのぐしかないのに、もう耐えられない」。串間市に住む年金暮らしの80代女性は物価の高騰に青息吐息だ。50代で離婚し、賃貸住宅で一人暮らし。県外の陶器会社などで30年以上働いたが、年金は受給開始が早かったこともあり、厚生年金と国民年金を合わせて月額約6万3千円。家賃で2万5千円、光熱費で1万円が消え、残る3万円弱で食費やその他の生活費を賄う。

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