訪問中に息子を名乗る電話 居合わせたケアマネジャーが詐欺防ぐ

特殊詐欺の被害を食い止め、感謝状を受け取る芳賀さん=葉山署

 特殊詐欺の被害を未然に防いだとして、葉山署は22日、葉山町地域包括支援センター職員の芳賀サオリさん(53)に感謝状を贈った。

 署によると、芳賀さんは5月31日、ケアマネジャーとして90代の男性宅を初めて訪問した際、たまたま息子をかたった電話があった。「かばんをなくした」「お金が必要」など会話の内容から詐欺を疑い、男性の代わりに話をしようとしたら電話を切られたという。

 詐欺の電話に居合わせたのは初めてという芳賀さん。「これからもお年寄りが被害に遭わないよう、注意を呼びかけていきたい」と話していた。

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