くどうれいんさん7月3日にYCAMで対談  出版したての絵本について語る

▲くどうれいんさん(撮影:森清)

 対談イベント「『あんまりすてきだったから』出版記念トークイベント~くどうれいんさん初めての絵本、製作のウラ話」が、7月3日(日)午前10時半から正午までパブリックビューイング形式で、YCAM(山口市中園町7)で開かれる。    

 今回のイベントは、くどうさんと絵本編集者の筒井大介さんによる対談。2022年6月21日に出版した自身初の絵本「あんまりすてきだったから」の解説や製作過程、裏話などを聞いたり、創作に関して質問することもできる。聴講無料。

 くどうれいん(本名:工藤玲音)さんは、1994年岩手県盛岡市生まれ、在住の作家。歌人、俳人としても活躍している。高校時代は文芸部に所属し、2012年度全国高等学校文芸コンクールにおいて小説・詩・短歌の3部門で優秀賞を受賞。岩手日報主催の「岩手日報随筆賞」では最年少で最優秀賞を受賞し、全国高校生短歌大会で団体優勝を果たすなど、高校時代から才能を発揮していた。宮城大学事業構想学部に進学し、卒業後は盛岡市で会社員として働きながら著作活動に励み、2017年には俳句ウェブマガジン「スピカ」での連載をまとめたエッセイ集「わたしを空腹にしないほうがいい」を自費出版。それが地元の書店「BOOKNERD」によって”名著“と見いだされ、2018年に全国発売された文庫本は、ロングセラーとなっている。その他にもエッセイ集「うたうおばけ」、第一歌集「水中で口笛」、小説「氷柱(つらら)の声」、創作童話「プンスカジャム」などの著書があり、2021年には「氷柱(つらら)の声」で芥川賞候補にもなった。    

 聴講人数は先着100人。さらに、テレビ会議システム「Zoom」を使って、100人がオンライン聴講できる。どちらも、事前申し込みが必要。申し込み・問い合わせは、主催の山口市立中央図書館(TEL083-901-1040)へ。ウェブサイト(https://info@lib-yama.jp)からの申し込みも可能だ。  

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