6月26日に「みて」「やってみて」テーマに芸術村フェスティバル 秋吉台国際芸術村を丸ごと楽しむ 

▲2021年の様子

 多彩な催しで構成される「芸術村フェスティバル」が、6月26日(日)午前10時から午後3時まで、秋吉台国際芸術村(美祢市秋芳町秋吉50)で開催される。入場無料で、主催は(公財)山口きらめき財団。さらに、3時半からは「ウクライナの子どもたち応援イベント」も開かれる。    

 同施設をより身近に感じてもらおうと2021年に初開催された催しで、約1000人が来場。2回目の今年は、「みて」「やってみて」を主なテーマに、施設を目一杯活用した“芸術村を丸ごと楽しむ”内容となっている。各イベントへの参加は無料で、事前申し込みも不要。   

 当日は、施設内全体が会場となる。中庭・カフェ前で行われるのは「屋外パフォーマンス」。ふしの岩戸太鼓保存会の演奏やジャグリング体験ができる。   

 研修室2では、12時45分からと午後2時半から、宇部市出身で2018年にマジックのオリンピックと呼ばれる「FISM世界大会」に出場し、日本人初のパーラー部門3位を獲得したマジシャン・高重翔のマジックショー(各回40分)が披露される。   

 ホールは、県内アーティストによる「パフォーマンス・ステージ」と化す。午後1時からは、県内外で活躍する宇部市の堀川玄太さんによる、水を含ませたブラシなどで地面に絵を描く「ウォーターアート」、2時50分からは萩光塩学院高等学校書道部による「書道パフォーマンス」など、各種ステージを楽しむことができる。    

 その他にも、カフェ、研修室、ギャラリーでは県内各地の団体による活動内容の展示や発表、活動紹介のパネル展、演劇やクラフト系のワークショップも実施される。 

   

ウクライナの子どもたち応援イベント

    

 フェスティバル終了後は「ウクライナの子どもたち応援イベント」が開催される。3時半からは「きらめき音楽教室in芸術村」。徳冨信恵さん(ピアノ)と山田英人さん(フルート)が「子犬のワルツ」「君をのせて」「キーウの大門」など、11曲を演奏する。    

 5時からは「第1回秋吉台落語村」。同施設の主な事業である若手芸術家の育成と支援や、幅広いジャンルの芸術文化に触れる機会の創出を目的に、落語芸術協会(春風亭昇太会長)の協力を得て、有望な若手落語家による落語会を月1回開催する取り組みがスタート。今回が初開催で、令和3年度文化庁芸術祭賞新人賞を受賞した桂竹千代が出演する。   

 「ウクライナの子どもたちに笑顔を取り戻してもらおう」と、会場には募金箱が設置され、集まった募金はウクライナの子どもたちの支援に充てられる。    

 入場無料だが、午後1時から配布される入場整理券が必要だ。    

 「芸術村フェスティバル」も含め、問い合わせは同施設(TEL0837-63-0020)へ。

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