エラ・フィッツジェラルド、1958年ハリウッド・ボウルでの未発表ライヴ音源リリース

William Claxton Demont Photograph Management

「ファースト・レディ・オブ・ソング」とも呼ばれる20世紀最高のジャズ・シンガーの一人、エラ・フィッツジェラルド。

彼女が1958年にハリウッド・ボウルで演奏したライヴ録音の完全未発表音源が、『エラ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル:アーヴィング・バーリン』として本日6月24日にリリースされた。

<Youtube:Ella Fitzgerald at The Hollywood Bowl: The Irving Berlin Songbook (Story and Setlist from 1958)

1958年8月16日、エラ・フィッツジェラルドは名盤『アーヴィング・バーリン・ソングブック』を録音してからわずか数ヵ月後、ハリウッド・ボウルでそのアルバムからの楽曲をプレイし、ソールドアウトだった会場の観客を熱狂させている。

このコンサートは、スタジオ・セッションのアレンジと指揮を担当したポール・ウェストンによって行われ、エラがこれらの象徴的なアレンジをフル・オーケストラとライヴで演奏した唯一の機会となった。

この夜、ハリウッド・ボウルに集まった幸運な聴衆は別として、ノーマン・グランツのプライベート・コレクションだった今回のテープが発見されるまで、エラがソングブックのアレンジをコンサートで演奏したことはもちろん、これほど音響的に豪華な録音が存在したことも、一般には知られていなかった。

また、エラはハリウッド・ボウルで定期的に演奏していたが、この象徴的な会場でのコンサートの全曲がリリースされるのはこれが初めてである。リリースにあたっては、グラミー賞受賞プロデューサーであり、晩年のエラのドラムを担当したミュージシャンでもあるグレッグ・フィールドが1/4インチのオリジナル・テープからミックス。

なお、音楽評論家ウィル・フリードワルドによる、コンサートとエラのソングブック・シリーズに関する解説も収録されている。

■リリース情報

エラ・フィッツジェラルド
『エラ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル:アーヴィング・バーリン・ソングブック』
UCCV-1192 SHM-CD ¥2,860(tax in)
2022年6月24日リリース
CD購入&デジタル配信はこちら→https://Ella-Fitzgerald.lnk.to/EllaAtTheHollywoodBowlPR

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