松木安太郎が「オールドルーキー」に本人役で出演。「綾野剛さんがボレーシュートを奇麗に決めていたことには驚きました」

TBS系で、6月26日にスタートする連続ドラマ「オールドルーキー」(日曜午後9:00、初回は25分拡大)に、サッカー解説者の松木安太郎が本人役で出演する。

ドラマは、サッカー以外のスキルや経験が何もない、どん底に追い込まれた主人公・新町亮太郎(綾野剛)が、一生懸命に新たな目標に向かって生きるヒューマンドラマ。それと同時に、もう一度娘が誇れる父親になるために37歳の新人が奮闘する家族再生の物語となる。「HERO」シリーズや「海猿」シリーズ(ともにフジテレビ系)、NHK連続テレビ小説「まんぷく」など、数々の人気ドラマで丁寧な人物描写と温かい物語を作り上げてきた福田靖氏脚本による完全オリジナル作品で、これまで、芳根京子、中川大志、岡崎紗絵、増田貴久(NEWS)、生田絵梨花、稲垣来泉、泉谷星奈、高橋克実、榮倉奈々、反町隆史の出演が発表されている。

松木は、新町がサッカー選手として最も活躍していた時代に出場した日本代表戦の解説を担当。サッカー解説者として今やかかせない存在である松木だが、現役時代には数々のタイトルを獲得しており、日本代表としては1984~87年にかけて12試合出場。中でも86年FIFAワールドカップ予選では最終予選進出にも貢献している。現役引退後は監督としての“セカンドキャリア”を歩み始め、Jリーグ最年少監督としてチームをリーグ2連覇へと導いた。また、解説者としても唯一無二のスタイルを築き上げ、「日本代表の解説といえば松木さん」と言われるほどの活躍を見せている。そんな松木が本人役で、新町の日本代表戦を熱く解説する。

収録では、目の前でリアルな試合を見ているかのような臨場感あふれる映像に、思わず立ち上がって解説する場面も。日本代表としても活躍した後、監督や解説者として、まさに新町もうらやむようなキャリアを歩み続ける松木の解説に期待だ。

この日本代表戦シーンには、大久保嘉人、加地亮、坪井慶介ら日本サッカー界の名だたるレジェンドたちの出演がすでに発表されているが、松木が解説を務めるほか、実況は同局のスポーツ中継で数々の実況を担当してきた杉山真也アナウンサーが担当する。そして本日、松木が解説風ナレーションを務めたスペシャル動画をTBS公式YouTube(https://youtu.be/fedwKfrJnR4)と番組公式SNSで公開。ドラマに負けないくらいの熱量の高い動画に仕上がっている。

松木は「サッカー日本代表戦のシーンは、元プロの選手が参加していたこともあり、とてもいい流れでプレーしていると感じました。本当の試合のようにリアルでした! 特に、ボレーシュートはかなり難しいシュートにもかかわらず、主演の綾野剛さんが奇麗に決めていたことには驚きました」とサッカーシーンの出来映えに感嘆。

そして、「今回の日曜劇場『オールドルーキー』はサッカーを題材にしたドラマですが、本当に自分たちが苦しんでいた時や、日本代表で一生懸命プレーをしていた頃の時代を思い出すようなシーンがたくさんあります。普段スポーツ選手は、華やかなところで頑張っている姿しか見えませんが、実はそうではないところでいろいろな苦労があったり、悩みがあったり…。1人だけで頑張っていける選手はなかなかいないと思います。そのような選手たちの気持ちを素晴らしく、分かりやすく捉えたドラマだと思っております。このドラマを見ることで、スポーツ選手たちの生きざまにあらためて感動していただけるような時間になったら大変うれしいです。ぜひ皆さんご覧ください!」とスポーツ選手のリアルな姿描かれた作品であることを伝えている。

元サッカー日本代表の新町は、37歳で選手としてのピークは過ぎたものの、J3に所属するチーム・ジェンマ八王子で活躍していた。しかし、ある日、ジェンマ八王子の解散が突然告げられる。そして、移籍先が見つからなかった新町は、現役引退を余儀なくされてしまう。住宅ローンも残っているし、10歳と5歳の娘の教育費がかかるのはこれから。新しい仕事に就こうとするも、サッカー関係の仕事は軒並み断られてしまい、ハローワーク通いを始める。そして一般的な職に就くものの、サッカー以外に何もやってこなかった新町は仕事の厳しさに直面する。

仕事がうまくいかず悩む新町だったが、それは家庭にも影響を及ぼす。パパが自慢だった娘たちには引退したことを隠していたのだが、娘たちが異変に気付き、親子仲に亀裂が生じてしまう。ただ、妻の果奈子(榮倉奈々)は新町が新しい仕事に挑むことを応援してくれていた。

そんな新町に、「ビクトリー」の社長・高柳雅史(反町)が「うちで働いてみないか?」と声をかける。「ビクトリー」は新町がジェンマ八王子解散の後、移籍の相談をしたスポーツマネジメント会社だ。喜んで働き始めた新町に、高柳は若くて優秀な深沢塔子(芳根)と組むよう指示を出す。「ビクトリー」での新町の初めての任務は、ドイツで活躍するサッカー選手、矢崎十志也の日本滞在中のサポート。しかし、矢崎と新町には因縁があり、しかも矢崎は次々と無理難題を吹っかけてくる。家族のために引くに引けない新町は、塔子と協力してこの難題を乗り越えることができるのか? 表舞台の選手から選手を支える裏方へ――。セカンドキャリアで懸命に生きる新町の第2の人生がスタートする。

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