飲酒運転許さない 白浜署、夏に向け大規模検問

アルコール検知器を使って飲酒検問をする白浜署員(23日午後8時すぎ、和歌山県白浜町で)

 和歌山県警白浜署は23日夜、白浜町の県道田辺白浜線の霊泉橋で飲酒検問をした。夏場はバーベキューなどで飲酒の機会が増えるため、飲酒運転を防止するのが狙い。署員は田辺市方面から白浜町に進む車を1台ずつ止め、アルコール検知器を使って調べた。

 署によると、2021年に飲酒運転による検挙は管内で15件。しかし、今年は23日までですでに10件と増加傾向にある。新型コロナウイルスの感染状況が落ち着き、行動制限が緩和されたことが原因の一つとみている。

 丸山誠交通課長(40)は「全国では飲酒運転による悲惨な交通事故も起きている。これから観光客も増えるので、署として飲酒運転は絶対に許さないという厳しい姿勢で臨みたい」と話した。

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