ワークマン公認アンバサダーのコスケです。ワークマンには、梅雨の季節に活躍するレインウェアがいくつもあります。その中でも、少し特殊な機能を持っていて便利なレインウェアが、今回紹介する「BAG IN ARAERU(バッグインアラエル)レインジャケット」です。他のレインウェアとはひと味違う特徴を持ったこの製品、私も気に入って使っているのでじっくり紹介していこうと思います。
ワークマン「バッグインアラエルレインジャケット」はバッグごと着られるレインウェア
バッグインアラエルレインジャケットは、ワークマンが2022年2月に販売した新製品。この製品の最大の特徴は、名前を見てもわかるようにバッグをインして(バッグを背負ったまま)使えるレインジャケットという点です。
通常、レインウェアは身体を濡らさないことを目的に作られていて、持ち物は何か別の対策しなければ濡れてしまいます。
レインウェアの上からリュックを背負って傘を差しても、リュックまではカバーしきれずに濡れてしまう……なんてシーンはかなり多いはず。実際、私も何度も鞄を濡らしてしまったことがあります。
しかし、バッグインアラエルレインジャケットは、リュックを背負った上から着られるため、持ち物ごと雨から守ることが可能。通勤や通学はもちろん、アウトドアや観光、仕事でも大活躍してくれます。
ワークマンには「バッグインアラエルレインジャケット」以外のバッグイン機能付きレインウェアがある!
実は、ワークマンにはバッグインアラエルレインジャケットの販売以前から、バッグイン機能を持つ製品がありました。
しかし、今回紹介するバッグインアラエルレインジャケットは、既存製品から少しパワーアップして新発売されたレインウェアとなっています。
まずは、バッグインアラエルジャケットを含むバッグインシリーズのレインウェアの特徴や、バッグインアラエルレインジャケットとの違いを見てみましょう。
BAG IN ARAERU(バッグインアラエル)レインジャケット
- 商品名:BAG IN ARAERU(バッグインアラエル)レインジャケット
- 価格:3,900円(税込)
- 素材:表地:ポリエステル100%、裏メッシュ:ポリエステル100%
- サイズ:SS・S・M・L・LL・3L
- カラー:ミックスレッド・ミックスグレー・ブラック・カーキ
- 耐水圧:10,000mm
- 透湿度:5,000g/㎡/24h
今回紹介するバッグインレインジャケットは、バッグインシリーズの中で唯一、洗濯機で洗える製品である点が特徴的。手軽に洗濯できるために、アウトドアなど汚れやすいシーンでもガシガシ使えます。
2022年に発売されたばかりの新製品で、耐水圧は十分なレベル。ただし、透湿度はそんなに高くないため、暑い日に着るとやや蒸れやすいのが気になるかもしれません。
BAG in(バッグ イン)レインジャケット
- 商品名:BAG in(バッグ イン)レインジャケット
- 価格:3,900円(税込)
- 素材:ポリエステル100%
- サイズ:S・M・L・LL・3L
- カラー:レッド・カーキ・ブルー・グリーンチェック・グレーペイズリー
- 耐水圧:10,000mm
- 透湿度:5,000g/㎡/24h
バッグインレインジャケットは、性能はバッグインアラエルレインジャケットと同様です。ただ、こちらのバッグインレインジャケットは、洗濯機では洗えず、手洗いのみという点が大きく異なります。
また、カラーに違いがあるほか、バッグインレインジャケットにはジュニアサイズもあるので親子でのリンクコーデにも向いてます。
現行モデルのバッグインレインジャケットには収納袋も付いて、持ち運びにも便利。ワークマンで長く人気の商品です。
SOLOTEX(R)(ソロテックス)使用BAG IN(バッグイン)レインコート
- 商品名:SOLOTEX(R)(ソロテックス)使用BAG IN(バッグイン)レインコート
- 価格:3,900円(税込)
- 素材:ポリエステル100%
- サイズ:S・M・L・LL・3L
- カラー:ブラック・ブラウン・ダスティーブルー
- 耐水圧:10,000mm
- 透湿度:10,000g/㎡/24h
高い耐久撥水とソフトな質感が特徴的な「SOLOTEX®」という素材を使った、バッグイン機能付きレインコートです。丈が長いコートタイプなので、足が濡れにくいです。
また、先に紹介したバッグインアラエルレインジャケットやバッグインジャケットと比べて透湿度が高く、蒸れにくいのが特徴。柔らかくて着心地がとてもよい上に、シンプルなデザインで通勤や通学に最適なレインコートだと感じます。
BAG in(バッグイン) 透湿レインスーツ
- 商品名:BAG in(バッグイン) 透湿レインスーツ
- 価格:3,900円(税込)
- 素材:ポリエステル100%(透湿防水コーティング)
- サイズ:S・M・L・LL・3L・5L
- カラー:ライトカーキ・ブラック・ライムグリーン
- 耐水圧:10,000mm
- 透湿度:2,000g/㎡/24h
バッグイン透湿レインスーツは、上下セットのスーツタイプのレインウェアです。
パンツもついているのに、価格は先述したバッグインシリーズのレインウェアと同等で、コスパ抜群。下半身も濡らしたくないと考えている方には、バッグイン透湿レインスーツが最適といえるでしょう。
難点としては透湿度が一番低く蒸れやすい点や、他に比べるとデザイン性には富んでいない点があげられますが、コスパよくレインウェアを手に入れたいときにおすすめです。
バッグごと着られる!ワークマンの「バッグインアラエルレインジャケット」を徹底レビュー
ここからは、ワークマンのバッグインアラエルレインジャケットを実際に使ってみて感じた特徴や感想をしっかりレビューしていきます。
バッグインアラエルレインジャケットは他のレインウェアにはない機能を持っているので、1着は持っておきたいアイテムですよ。
大きなバッグの上からでも着られる便利なレインウェア
バッグインアラエルレインジャケットの最大の特徴は、商品名にもなっているバッグイン機能です。
背中のファスナーを開けると後ろが広がり、リュックを背負ったまま着ても余裕のあるサイズ感になります。
小ぶりなリュックはもちろんですが、大きめのリュックを背負ったまま着ても、リュックを完全に隠して雨から守ってくれます。バッグを持ったまま雨の中移動する際には本当に便利です。
さすがに仕事で使うような大きなカメラバッグだとギリギリですが、それでもなんとかバッグ全体が隠れる位の余裕はあります。
雨の中、両手が空くうえに鞄まで濡れないので、私は仕事の際に特に役立っています。
洗濯機で洗えるので汚れる場所でもガシガシ使える
バッグインアラエルレインジャケットは、その名の通り「洗える」点も魅力です。
手洗いではなく洗濯機で洗えるため、汚れやすいシーンでも気にせず使えます。
レインウェアで洗濯機洗いができるものは珍しく、ワークマンの他のレインウェアにもあまりない特徴だと思います。
ただし、洗濯機で洗濯する際にはネットに入れる必要があるのと、脱水ができない点には注意しましょう。とはいえ、ハードに使って汚れてしまったレインウェアを洗濯機で丸洗いできるのはとても便利です。
カジュアルなデザインで街中やアウトドアでも使える
バッグインアラエルレインジャケットは、街中からアウトドアまで幅広く使いやすい、シンプルかつカジュアルなデザインも特徴的です。
バッグを背負わないときは背中のファスナーを閉めておくと、だぶつく感じもなく、機能性とデザイン性に富んだアウトドアにぴったりのレインウェアとして使えます。
ポケットも多いため、収納力も十分。雨の日の移動はもちろん、水辺でのキャンプやバーベキューの時や、お出かけの際の急な雨対策などにもおすすめです。
ワークマン「バッグインアラエルレインジャケット」をおすすめできるのはこんな人
このバッグインアラエルレインジャケット、いろんなシーンで使うことができる便利なレインウェアです。具体的にどんな人におすすめなのかをまとめてみました。
雨の日にバッグを背負って歩く時間が長い人
やはり、バッグごと着られるのがバッグインアラエルレインジャケット最大の魅力なので、リュックなどを背負って外を歩く時間が長い人には本当におすすめです。
高い耐水性で長時間着ていてもバッグや身体が濡れることもないほか、脱ぎ着も楽で使いやすさバッチリ。
傘だとどうしてもバッグが濡れてしまいやすいですし、バッグまですっぽりと守れるレインウェアはなかなかありません。身体だけでなく、持ち物までしっかり雨から守れるレインウェアは貴重です。
頻繁に着る、もしくは汚れやすい場所で着るので洗濯したい人
レインウェアとしては珍しく洗濯機で丸洗いできるため、汚れやすい場所で着ることが多かったり毎日頻繁に着たりするなど、定期的に洗濯をしたい人にぴったりです。
特に、梅雨の時期や夏場などムシムシしているときに着ると、汗の臭いなども気になってきますよね。手軽に洗濯して、すっきり着られるのは大きなメリットだと思います。
アウトドアでも使えるカジュアルなレインジャケットが欲しい人
バッグインアラエルレインジャケットは比較的カジュアルなデザインということもあり、アウトドアやタウンユースで使える、雨具っぽくないレインウェアが欲しい人にもおすすめです。
また、デザインだけでなく機能性がバッチリなのも嬉しいポイント。複数付いているポケットは大きめサイズで、内側に付いているポケットにはiPadもすっぽり入ります。
背中のファスナーを開閉すれば、バッグを背負っているときはもちろん、背負っていないときも違和感なく使えるデザインです。服装や持ち物に左右されずに使えるのは非常に便利ですよ。
ワークマン「バッグインアラエルレインジャケット」の気になるポイント
私も愛用中のバッグインアラエルレインジャケットですが、実際に使っていると少し気になるポイントもあります。
ここでは、バッグインアラエルレインジャケットの気になるポイントを紹介します。
暑い日は蒸れやすい
バッグインアラエルレインジャケットの透湿度は高くないため、汗をかくような暑さの時は蒸れやすく、ややべたつく印象もあります。
どのレインウェアでもある程度のべたつきは感じやすいため、致し方ないともいえるかもしれません。
ただ、ワークマンには蒸れにくさが特徴のレインウェアである「イナレム」シリーズもあり、イナレムシリーズと比べると、バッグインアラエルジャケットは蒸れやすいなと感じてしまいます。
バッグを守るよりも蒸れにくさを優先したいという人は、イナレムシリーズのように透湿度の高いレインウェアを検討したほうがいいかもしれません。
▼イナレムシリーズのおすすめレインウェアはこちらからチェック!
台風のような風と雨の中では濡れてしまう
バッグインアラエルレインジャケットは上半身のみカバーできるジャケットなので、下半身は濡れてしまいます。
大雨や台風のような風の強いときには、パンツも防水のものにしなければ、腰から下はビショビショになってしまうと思います。
また、バッグインアラエルレインジャケットは大雨に耐えられるほどの高い耐水圧は持っているものの、台風レベルの大雨のなかで長時間利用する際には濡れてしまう可能性があります。
どんな雨のなかでも身体を一切濡らさないことを重視するのであれば、耐水圧20,000mm以上かつ上下セットの「INAREM(イナレム)ストレッチレインスーツ」や「3レイヤー透湿レインスーツ BIKERS (バイカーズ)」の購入を検討したほうがよさそうです。
▼INAREM(イナレム)ストレッチレインスーツ
▼3レイヤー透湿レインスーツ BIKERS (バイカーズ)
手に持つ鞄だとバッグインは難しい
バッグインアラエルレインジャケットは背負うタイプのバッグを雨から守ることを想定しているため、手持ちのバッグはバッグインアラエルレインジャケットの中に入らず、濡れてしまいます。
ショルダータイプのバッグであれば、バッグインアラエルレインジャケットの中に入れることができるでしょう。しかし、ハンドバッグの場合は、バッグインアラエルレインジャケットのメリットを活かせません。
普段からハンドバッグをメインで使っているという人は、他の製品を検討してもいいと思います。
ワークマンの新製品「バッグインアラエルレインジャケット」は洗濯できるレインウェア
バッグインアラエルレインジャケットは、リュックやショルダーバッグを持っているときに大活躍してくれる便利なレインウェアです。
ハンドバッグのときにはバッグイン機能を活かすのが難しいですが、私は仕事に行くときにはバッグを背負っているので、非常に重宝しています。元々手にバッグを持つのは好きではないこともあり、私にはぴったりのアイテムだと感じています。
観光やお出かけのシーンでも、バッグを持ったまま雨の中を歩かなければならない際には、背負えるタイプのバッグを選んで、バッグインアラエルレインジャケットを使っています。
普段からリュックやショルダーバッグといったバッグを利用している人は、ぜひバッグインアラエルレインジャケットを今年のレインウェアの候補にしてみてはいかがでしょうか。