2022MotoGP第16戦日本GPのタイムスケジュール変更。金曜日のフリー走行は午後に各1回のみ

 6月23日、FIM(国際モーターサイクリズム連盟)、IRTA(国際ロードレーシングチーム連盟)、MotoGPを統括するドルナスポーツは9月23~25日に栃木県のモビリティリゾートもてぎで開催されるMotoGP第16戦日本GPの週末におけるタイムスケジュールを変更すると発表した。

 3年ぶりの開催に期待が高まるMotoGP日本GPだが、レースウイークのタイムスケジュールが一部変更されることとなった。グランプリ初日となる9月23日金曜日の午前に予定されていたフリー走行を実施せず、午後にフリー走行1回目(FP1)を行うと発表した。

 2日目以降は予定通りに実施されるが、金曜日が各クラス1度しかセッションが行われないため、土曜日の午前はFP2となる。その後は予選が行われ、日曜日も予定通りウォームアップ走行と決勝が開催される。

MotoGPのパドックに並べられた機材

 タイムスケジュールが変更される理由は、以下の通りだ。今シーズンの序盤戦、第3戦アルゼンチンGPでは機材の到着が遅れたことにより、初日のセッションが中止となってしまった。そのことを踏まえて第16戦日本GPの前に開催される第15戦アラゴンGPの開催地であるスペインからの機材輸送に現在ウクライナで進行中に紛争と空域への影響によって引き起こされる遅延を考慮し、初日の午前のセッションを実施しないこととなった。

 金曜の午前中には、イデミツ・アジア・タレント・カップのフリー走行1回目と2回目、公式予選が実施される。金曜日午後から実施されるフリー走行1回目は、Moto3クラスが13時15分から、Moto2クラスが14時10分からと2クラスは通常通り40分間の走行となる。MotoGPクラスが15時05分から通常の45分から75分に拡大して実施される。公式予選は、初日のフリー走行1回目と24日土曜日の午前に実施されるフリー走行2回目の総合タイムで振り分けられることとなる。

 今回の初日のスケジュール変更を受け、午前にはライダーとファンの交流が計画されている。2019年以来となる3年ぶりの開催となる日本GP、MotoGPファンにとってライダーと触れ合える絶好の機会になるだろう。

MotoGP日本GPでのマルク・マルケスの走り

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