木下大サーカス会場に花の彩り 福祉施設利用者 プランター届ける

花のプランターを届けた利用者ら

 木下大サーカス岡山公演(山陽新聞社主催)の会場に彩りを添えようと、県内の約20カ所の福祉施設でつくる「花の会」は24日、利用者らが育てた花のプランターを、岡山市北区北長瀬表町の岡山ドーム東隣特設会場に届けた。

 岡山、倉敷、総社、笠岡市内の計6施設の14人が訪問すると、ゾウ2頭がお出迎え。利用者らは赤、ピンク、黄色といったペチュニアやサルビアなどのプランター計55鉢を次々と運び入れた。

 就労継続支援A型事業所「ネイチャーファーム」(岡山市南区浦安本町)の職員中島理恵さん(50)は「暗い話題が多いが、来場者が明るい気分になれば。ぜひ足元のお花にも目を向けて」と笑顔だった。

 木下サーカスと山陽新聞社が県などを通じ、福祉施設に招待券計1万枚を贈ったお礼として実施した。6月26日~9月7日の会期中、赤テントの周りに飾られる。

 同社の木下嘉子副社長は「より美しくなった。スタッフ一同で大切にお世話したい」と話していた。

© 株式会社山陽新聞社