大和で側溝の金属製ふた盗難相次ぐ 39カ所で計132枚

側溝の金属製ふたの盗難に注意を呼びかける掲示=大和市福田

 大和市内の市道で、側溝の金属製のふた「グレーチング」の盗難が相次ぎ、市が注意を呼びかけている。

 市道路管理課によると、被害は3月25日~6月23日に南部の福田と北部のつきみ野の2地区を中心に39カ所で計132枚に及んでいる。表通りを入った住宅地が多く、住民の通報を受けて紛失を順次確認、被害届を受けた大和署が調べている。

 グレーチングは長さ約1メートル、幅24~30センチで、重さは10~15キロ。側溝にボルトで固定されていない古い型が狙われている。1枚約8千円で被害額は105万円に上っているという。

 同課は「スクラップ価格の高騰時に各地で多発する金属製品の大量盗難とみている。対策として結束バンドで固定してパトロールを強化、注意喚起の掲示板も設置した」と話している。

 また、これまで発生が確認されていなかった近隣の座間市内でも6月16~17日、緑ケ丘地区の2カ所で計8枚が盗まれる類似の事件があった。

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