玉野、岡山市で今年初の猛暑日 県内で6月の観測は9年ぶり

厳しい暑さの中、水遊びする子どもたち=24日午後2時47分、岡山市北区北長瀬表町

 岡山県内は24日、南からの暖かく湿った空気の影響で朝から気温が上昇。最高気温は玉野市で6月の観測史上最高となる35.1度、岡山市中心部で35.0度を記録し、今年初の猛暑日(35度以上)となるなど厳しい暑さに見舞われた。

 県内で6月に猛暑日となるのは2013年以来、9年ぶり。各地の最高気温は、倉敷市34.7度▽笠岡市34.3度▽和気町34.2度―など。全16観測地点のうち11地点で今年最高を更新した。

 岡山市北区北長瀬表町の商業施設・ブランチ岡山北長瀬では、噴水で水遊びを楽しむ子どもたちの姿が見られた。

 県内の各消防によると、夕方までに岡山、倉敷など7市で男女11人が熱中症の疑いで救急搬送された。

 岡山地方気象台は「25日からは梅雨前線の影響で雨が降ることもあるが、気温は引き続き高めに推移しそう。水分や塩分を小まめに補給するなど熱中症予防に努めてほしい」と呼び掛けている。

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