欧州でプレーしている各選手の契約は6月30日までとなっており、来月から移籍のマーケットが本格的にスタートする。
今回は『Sportskeeda』から「キャリアを復活させるために今夏移籍すべき5名のスター選手」をご紹介する。
マルコ・アセンシオ
クラブ:レアル・マドリー
マルコ・アセンシオは2015年にスペイン代表でU-19欧州選手権を制覇したときに大きな注目を集め、1年後にはレアル・マドリーの一員になった。試合の流れに左右されない得点力と打開力はまさに次世代のスターで、クラブのカラーにも合っていた。
クリスティアーノ・ロナウドがチームを去ったあと、彼がチームの中心になることが期待されたが…過去2シーズンの間にそれは叶っていない。さらにロドリゴ・ゴイスが台頭してきたため、サイドアタッカーとしての出番も来季は減少するであろう。
契約も残り1年となっているため、ミランやユヴェントス、マンチェスター・ユナイテッド、ニューカッスルなど多くのクラブが彼を引き入れようと狙っているそうだ。
クレマン・ラングレ
クラブ:バルセロナ
ラングレは2018年の夏にセビージャからやってきた。当時23歳の若さだった彼は、エルネスト・バルベルデ監督とロナルト・クーマン監督の下でレギュラーを務め、シーズン40試合以上の公式戦でプレーした。
しかしながら、チャビ・エルナンデス監督が就任してから彼の出番は格段に減少している。フィットネスというよりも戦術に適合していないと考えられており、アラウホらの台頭によって重要性も下がってきた。
カリドゥ・クリバリやジュール・クンデの獲得も噂されているため、ラングレがこのままバルセロナに残ってはウンティティの二の舞いになってしまう。
タングイ・エンドンベレ
クラブ:トッテナム
エンドンベレは4年前、リヨンで強烈なインパクトを残せたボランチえだった。そしてトッテナムはムサ・デンベレの後継者として彼を大枚叩いて獲得することに成功した。
ところが、エンドンベレはなかなか英国のサッカーに馴染めず、開幕から低迷したためポチェッティーノ監督が解任されてしまった。ジョゼ・モウリーニョの下でも懲戒処分を繰り返し、低空飛行を続けた。
今季の後半戦は古巣のリヨンに貸し出されていたが、かつての彼のような輝きは見られず。買い取られるほどのパフォーマンスはなく、トッテナムでの時間が彼に悪影響を及ぼしていることが証明された。
ルカ・ヨヴィッチ
クラブ:レアル・マドリー
レアル・マドリーでビッグストライカーになることを約束されたように見えたヨヴィッチ。アイントラハト・フランクフルトで大活躍を見せ、クリスティアーノ・ロナウドが抜けた前線の要候補として迎え入れられた。
しかしながらサンティアゴ・ベルナベウでの彼は脚光を浴びられず。いくつかのポジションやシステムで試されたものの、ビルドアップに貢献できない上にゴール前での自信が感じられず、ベンゼマが欠かせない存在である出番も限られ、慣れる時間も許されない。
それでも彼はまだ若く、資質は素晴らしい。ボールを供給できるパートナーがいれば活躍できる選手であり、そのようなクラブへと一刻も早く移籍すべきだ。
アーロン・ワン・ビサカ
クラブ:マンチェスター・ユナイテッド
マンチェスター・ユナイテッドがクリスタル・パレスから彼を獲得するために5000万ポンドを支払ってから3年が経過した。若くてエネルギッシュな彼は長期的な戦力として期待されたが、その計画は失敗しているように見える。
なぜかといえば、彼は明らかな欠陥を持っているからだ。非常に守備力が高い一方で、攻撃面ではほとんど貢献することができず、ラングニック監督にはディオゴ・ダロトのほうが好まれていた。
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また、エリック・テン・ハフ監督のスタイルを考えても彼の攻撃力不足はネックになるだろう。信じられないようなディフェンス能力を生かすためには、他のクラブに移ったほうがいいだろう。たとえば、アスピリクエタの後釜にチェルシーへいくとか…。