国道で路面陥没 越谷の交差点手前、深さ2.5メートル 負傷者なし、地下水路の破損が影響か

陥没した道路を調べる作業員=24日午前11時40分、埼玉県越谷市大間野

 23日午後10時45分ごろ、埼玉県越谷市大間野の国道4号バイパス大間野交差点付近で「道路が陥没している」と越谷署から、道路を管理する国土交通省関東地方整備局大宮国道事務所に連絡が入った。

 同事務所によると、穴は長さと幅が約1メートル、深さ約2.5メートル。道路はアスファルト舗装で、付近で工事などは行われていなかった。陥没部分を調べたところ、埋設される円形の地下水路が破損していたという。負傷者はいない。

 同事務所は応急の復旧工事に取り組み、今月26日の完了を目指す。また地下水路が関係したとして原因を調べている。

 現場は片側2車線に左折レーンがある一角で、車線規制が終日行われた。飲食店などの商業施設も多く、昼夜通じて人通りも多い。半径1キロ圏内には小学校や中学校もある。24日は渋滞が続き、通行人らはポールが立てられた陥没場所を警戒しながら、行き来していた。

 近くの蒲生茜町に住む60代女性は自転車で買い物の時に、たびたび通ることがあり、「何気なく通っている道路に、突然穴が開いたのなら怖い。まさか日ごろ利用している道でこんなことになるとは思わなかった。負傷者がいなかったのは本当に幸いだった」と話していた。

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