白岡駅近くに子ども支援総合施設 市内初、病児保育付き認可保育所も 旧町役場跡地、24年オープン

子ども支援総合サポートセンターが整備されるJR白岡駅東口近くの旧庁舎跡地=埼玉県白岡市小久喜

 JR白岡駅東口近くの旧庁舎跡地(埼玉県白岡市小久喜)について、市は病児保育付き認可保育所等「子ども支援総合サポートセンター」を2024年にオープンする計画を明らかにした。市議会6月定例会最終日の22日、関連予算が可決した。

 土地は駅西口ロータリーから約200メートルの場所で、面積は約2900平方メートル。かつて当時の町役場があったが、庁舎は1992年に現在の同市千駄野へ移転。建物は市社協、シルバー人材センターなどが活用した後、2020年に解体された。

 市財政課によると、現在北側に中央公民館があり公共性が高い跡地活用が求められていた。一方、土地は三角地で、地中に旧庁舎の基礎杭が埋まっているなど、活用の仕方が難しかったという。昨年、跡地を活用した事業をプロポーザル方式で募集。さいたま市の社会福祉法人が認可保育所などの「子ども支援総合サポートセンター」事業を提案した。定員97人、病児保育は市内初。

 市は20年間土地を貸し付け、法人が建物を整備、事業を運営する計画だ。

© 株式会社埼玉新聞社