札幌中心部「フェスみたい」話題“わざわざわストリート”…ケバブにポテトが出店

札幌市の中心部で、道路の新しい活用法を探る試みが6月17日から始まりました。

中央区の南一条通の片側1車線を使い、新たに登場した「さっぽろ わざわざわストリート」。キッチンカーやオープンカフェが並ぶ様子が見えます。

街に新たなにぎわいをもたらす“社会実験”とは、一体何なのでしょうか?

歩行者に優しい街を目指して“実験”が開始

南一条通の西2丁目から西3丁目の間といえば、商業施設が集まる札幌市中心部です。

ここで、街に新たなにぎわいをもたらし、歩行者が安心して過ごせることを目的とした“社会実験”が開始しました。

以前から南一条通では、歩道側の車線がタクシーや荷下ろしの車両で長時間ふさがれたり、自転車が歩道を走行したりするなどの問題が指摘されていました。

そこで今回、片側2車線の道路を1車線に規制し、空いたスペースにキッチンカーやオープンカフェなどが出店する「さっぽろ わざわざわストリート」を開始。

札幌都心交通研究会の服部 彰治さんによると「わざわざ街に来た人に、ざわざわして街を楽しんでもらう。『わざわざ』と『ざわざわ』を合わせて『わざわざわストリート』です」とのこと。

ケバブやフライドポテトの専門店が登場

6月30日までの実験期間中、キッチンカーは午前11時から午後8時の間、16台が交代で出店します。

今回訪れた際は、ドネルケバブの専門店「ホセケバブ」が出店していました。

ケバブの本場イラン人シェフ・ホセさんの自慢は、新鮮な北海道産野菜をたっぷり使った、ボリュームたっぷりのケバブなんだそう。

さらに、越冬した北海道産ジャガイモを使ったフライドポテト専門店「アソンブロッソ」も出店。

ハーブと一緒に揚げることで、普通のポテトにはない独特の香りを楽しめます。

看板商品は、隠し味にしょうゆを使ったガーリックマヨ。ホクホクでまろやかな味わいが最高でした…。

規制された車道は、早朝と夜間は荷さばきのスペースとして使われます。

札幌市 都心まちづくり課の岩田 朋道 課長は「今回の実験で効果的な面や課題も見えてくる。内容を検証して、都心の街づくりにいかしていきたい」と話します。

「さっぽろ わざわざわストリート」の期間は6月30日まで。グルメを楽しみに一度足を運んでみては?

*みんテレ6月17日OAのものです

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