林家たい平、笑顔を封印 部下を亡くした男の再生を体現 映画「でくの空」予告

落語家の林家たい平が主演する映画「でくの空」の、予告編が公開された。

「でくの空」は、部下を亡くした男が再生していく物語の作品。電気工事店を営んでいた周介(林家たい平)は、長年コンビを組んでいた従業員の工事中の事故死によって店をたたみ、父・啓吉(林家ぺー)の元に身を寄せる。事故の真相を秘めたまま、死んだ従業員の母・冴月(結城美栄子)の世話を焼くが、冴月は打ち解けない。姉の活美(熊谷真実)が営むよろず代行屋に拾われた周介は、便利な世の中の隙間に存在するさまざまな困りごとの中に投げ込まれる。心の痛手に苦しみ、助けを必要とする人々に活を入れられながら、次第に周介は立ち直りのきざしを見せはじめる。

「笑点」の大喜利メンバーの落語家で、ロケ地のひとつである秩父市の観光大使でもある林家たい平が、家族や街の人たちに支えられて部下の死を乗り越えていく主人公を体現。死んだ従業員の母・冴月役に結城美栄子、主人公を自身が営む代行屋「よろず代行 木偶の坊」で雇う弟思いの姉役に埼玉県寄居町ふるさと大使でもある熊谷真実、息子に寄り添う父親に林家ペーが顔をそろえる。監督は、自然豊かな里山に拠点を置き、SKIPシティ国際映画祭でも作品が取り上げられた島春迦が務めている。

7月29日よりユナイテッド・シネマ ウニクス秩父、8月12日よりユナイテッド・シネマ ウニクス上里、8月26日よりアップリンク吉祥寺で公開される。

【作品情報】
でくの空
2022年8月26日(金)よりアップリンク吉祥寺ほか全国順次公開
配給:アルミード
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