カネミ油症 次世代の6割に自覚症状 頭痛、だるさなど 治療研究班調査

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 カネミ油症を巡り、全国油症治療研究班(事務局・九州大)は24日、認定患者の子や孫らを対象とする昨年度次世代調査の進捗状況を被害者団体に報告。調査に協力した388人のうち6割は自覚症状があることが分かった。肩こりや腰痛、頭痛、体のだるさを挙げた人が多い。
 同研究班は昨年度、次世代に特化した健康影響調査を初めて実施。回答内容と厚生労働省の国民生活基礎調査との比較、血液検査など油症検診による客観的データを基に分析を進め、来年6月に調査結果をまとめる方針。
 福岡市内で開いた油症対策委員会(非公開)で報告した。出席した被害者によると、2月の中間報告で示された項目以外について説明。最近の自覚症状を問う設問に、229人が「ある」と回答している。
 同研究班は本年度分の次世代調査も実施する。昨年度より22人多い410人に調査票を既に送付しており、24日までに半数が回答。締め切りは10月まで。引き続き調査への協力を呼びかける。