羽生結弦が歩んできたいばらの道、中国国営テレビが賛美するのも納得―中国ネット

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中国のSNS・微博(ウェイボー)上でフィギュアスケートの羽生結弦を応援する活動を行っているアカウントがこのほど、「羽生結弦の世界チャンピオンへの道はいばらの道だった」とする文章を掲載した。

文章は、2018年の平昌五輪のフィギュアスケートを実況した中国国営の中央テレビ(CCTV)のアナウンサーが「容姿は玉のごとく、姿は松のごとく、優雅さはオオハクチョウが驚くがごとく、美しさは龍が泳ぐがごとく」と中国語の成語を使って羽生をたたえたことに言及。「中央テレビがこのように日本人選手を賛美するのは考えられないことだが、羽生結弦は確かに優れたフィギュアスケーターであり、それだけの価値があるのだ」とした。

その上で、「15歳でジュニアの世界選手権を制し、その柔らかさと強靭さが武器だったものの、シニアでは4回転ジャンプという壁にぶつかる。羽生はいち早く4回転ジャンプを習得しようと身を削って練習に取り組んだ。そして3カ月でやってのけた」とし、10年のNHK杯フリーで初めて4回転トゥループに成功したことに言及。また、羽生を指導した阿部奈々美コーチの「彼は確かに天才です。人一倍の努力をすることができるという意味でも天才です」との言葉を紹介した。

さらに、14年の中国杯の6分間練習で中国の閻涵(イエン・ハン)と激突して流血した騒動を振り返った。当時羽生は頭をテーピングでぐるぐる巻きにして出場、5回転倒するも最後まで演じ切り2位に入った。この騒動は中国でも大きな反響を呼んでおり、文章は「(羽生の)勇敢さが人々の心に刻まれた」と評した。

文章は「彼はその演技によって、自分なりのフィギュア賛歌を紡いでいく。多くの人はオリンピックチャンピオンがゴールだと思っているが、彼はむしろ出発点と思っている。この世界において、最大のライバルは自分自身なのである」と結んだ。(翻訳・編集/北田)