高松空襲から77年 ウクライナ軍事侵攻を受け、今一度平和について考える 香川

7月4日で高松空襲から77年です。ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が続く中、平和について考えてもらおうと高松空襲展が開かれています。

1945年7月4日未明、アメリカ軍による空襲で高松市中心部の約8割が焼け、1359人が亡くなりました。

市民が描いた高松空襲

高松市平和記念館では空襲の絵や写真など38点が展示されています。

(高松市平和記念館/吉川清統さん)
「破壊された街並みだとか家族の引き裂かれた様子だとか、ウクライナ侵攻の映像を見る度に、高松空襲の高松の様子が重なります」

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を受け、今一度、平和について考えてほしいと、2022年は展示スペースを約2倍にし、展示品を10点以上増やしました。

また、高松市に残されていた当時の記録に基づいて新たに年表を作りました。

(記者リポート)
「『老人や婦人、子どもは疎開させるべきだ。いや、認めるわけにはいかない!』当時の市長と警察の緊迫したやりとりなど、どういった状況で高松空襲に至ったのかが分かります」

空襲後の写真

(高松市平和記念館/吉川清統さん)
「このようなことが起こらないために一体どういう行動をしなければならないのか、それを考えるきっかけになれば」

「高松空襲展」は7月4日まで開かれています。

© 株式会社瀬戸内海放送