片側バス停での待ち方作法とは。「池田」バス停

一見なんてことないバス停とそのまわりも、視点を変えれば観光資源。そんな思いで福岡市のバス停を取り上げ、ご紹介する本企画。連載15回目は、池田(いけだ)バス停をご紹介します。

「バス停の向かいにバス停がなかったら、どこで待つのか」

和田四丁目の記事を書いたところ、編集さんからコメントをいただきました。

「バス停が片側にしかないとどこに立って待ってたらいいかわかんないんですけど、これって「バス停がある側に立っておく」、で正解なんですよね・・・?」

すみません、考えたこともありませんでした。
いや、たぶん40年くらい前には、考えていたはずなんですが、もう長いことバスマニアをやっておりますので、初心をきれいさっぱり忘れているのだと思われます、反省。

そこで今回は、片側バス停について考えます。

早良区の郊外、池田バス停です。

バス停、片側しかありません。どこでも待ち放題です。

でも歩道がないですし、確かに戸惑うかもしれませんね。

そんな方もおられると、西鉄さんも想定されているようで、

道路反対側付近で待っていればいいですよ、とアドバイスがあります。

ということで、基本的な正解が判明しました。バス停の向かい側で待てばいいのです。

前掲の池田バス停から、徒歩で数分の願正寺。

道路の両側を見ても、バス停はこちらにしか立っていないようですが、向かい側には川が流れていて、路側帯も狭く、どこででも待ち放題とはいきません。

橋の付近で待ってね、と場所まで指示してあります。親切です。
この告知、全ての片側バス停にあるわけではありませんので、ご注意ください。

そのまた近くの早良高校前バス停

鉄板には、天神博多方面と脇山小学校方面と書いてあり、

こちらも、反対側は待ち放題のようでいて、ポイントになるのが、時刻表です。

先ほどの池田や願正寺は2段になっていました。上が都心方面、下が郊外方面です。しかし早良高校のバス停は、

脇山小学校前のみ

ということは、反対方向のバス停がどこかに、と遠くを眺めると、交差点を左に曲がった先にあります。

【本日の学び】
時刻表、だいじ(笑)。

和田四丁目のように、東若久/西鉄大橋駅と並んで書かれている場合、これが郊外/都心の併記なのか、同じ方向にふたつの行先があるのか把握するためには、結局地理的知識は必要になるんですけどね(身もふたもない結論というか蛇足)。

片側バス停の話、まだ奥が深いので、次回に続きます。←※確信犯です。

【基本情報】
■バス停名:池田(いけだ)
・住所:〒811-1111 福岡県福岡市早良区脇山 [map]
・天神からの行き方一例:
「天神新天町入口(11) (11 西新方面)」から 特快3番 脇山小学校前 西新・早良高校行きに乗車、約1時間、630円

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