田村淳、国内の安全保障「もっと意見を交わすべき」

『ロンドンブーツ1号2号 田村淳のNewsCLUB』(文化放送)で、お笑いコンビ・ロンドンブーツ1号2号の田村淳が、日本のメディアが率先してもっと国内の安全保障について考えるきっかけをあたえるべきと語った。

番組では、「今週の気になるニュース」のコーナーで、核拡散防止条約の再検討会議に、岸田文雄首相が出席を決めたという報道を扱った。

そのニュースに関連し、日本の安全保障の話題となり週刊文春ウーマン編集長の井崎彩氏は「私もまだ考え中なんですけど、日本で起きる議論として、日本はあの~、『自分で国を守れなくていいのか?』というのがあって、私も、それどう答えを出していいのかとずっと思ってたんですけど」と話す。この話題になると必ず、「アメリカの軍事力に依存していいのか?」という論争になるが、その件に関し、軍事アナリストの小泉悠氏から聞いた考え方を井崎氏は出す。

小泉氏は完全に独力で国防出来る軍隊というのは、核武装していることも条件という考え方のようで、井崎氏は「今、核保有しているのは、米、ロ、英、仏、中国、インド、パキスタン、イスラエル、北朝鮮の9か国なので、(小泉氏は)『依存していない国なんてこの9か国だけですよ』って仰ってて。ドイツだってイタリアだって他の国と連携して安全保障をやっていて、『それは別に主権を制限された国なんですか? そうじゃないですよね?』と言われたことにハッとして、そういうころをもっと議論深めたいなって思いましたね」と話した。

淳も自国の安全保障に関してはもっと意見を交わすべきと考えているようで「そういう話、(日本は)苦手ですよね。僕はどんどん話せばいいと思うんですけど」とコメント。「なかなかメディアもその辺、切り込んでいって国民の人に考えさせるというか、考えてもらうきっかけすらないので、タイミング‥、機会を失ってしまったなという感じはしますけどね」とメディアがそういった問題に積極的に関わらない事も影響があるのではとし、「自国を、どうやって守っていくのかというのは、ホント、日本人ひとりひとりが考えないといけない問題だなと、改めて感じました」と感想を語ったのだった。

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