インターハイ出場校・選手紹介 陸上男子 杵築から跳躍種目に4選手が出場

陸上男子の跳躍種目で杵築の4選手が全国高校総体(インターハイ)の出場権を勝ち取った。全九州高校体育大会の走り幅跳びで仙川晃聖(2年)が優勝し、木村優二朗(3年)が同5位、走り高跳びで岩尾蓮(同)が優勝し、酒井響生(同)が同5位となった。高田利栄監督は「昨年10月の九州新人大会から調子が上がっていた。平常心を保てるように『練習は試合のように、試合は練習のように』と言ってきたことができた結果だと思う」と喜んだ。

自己記録を大幅に更新して優勝した仙川は、追い風参考ながら7メートル25をマーク。「冬場の筋トレで太ももを鍛え、体が軽かった。7メートルを超える自信はあった」と話すように、全九州高校体育大会では7メートル越えのジャンプを連発した。大会前の自己ベストは6メートル76だったが、約50センチ更新したことになる。「バネがあり足首に力のある選手。踏み切りとジャンプと気持ちが一致したんだと思う」(高田監督)。今後も大きく記録を塗り替える可能性が高く、仙川は「インターハイでは7メートル60を越えて優勝したい」と明確な目標を掲げた。

自己ベストを大幅に更新した仙川晃聖

p> 走り高跳びの岩尾も自己ベストを更新。2メートル00で頂点に立った。県高校総体の頃から踏み切りが合わずに悩んでいたが、大会中に高田監督と話し合い、「助走ラストのリズムを上げることに集中することで吹っ切れた」(岩尾)。大会独特の緊張感があったが、冷静に自分のペースで飛んだ。高田監督は「元々センスがあり、アドバイスすれば素直に修正できる選手。大舞台で結果を出せるのは日頃の取り組みの成果。インターハイでも自己ベストを更新してほしい」と期待する。

全九州高校体育大会では表彰台に上がれなかったが、木村、酒井も全国高校総体での活躍が期待できそうだ。足を負傷している木村は「インターハイまでにベストの状態にしたい。3年間の全てを注ぎ、決勝に進んで杵築の名前を全国に広めたい」と話し、酒井は「インターハイまでにできることはある。バネをつける練習をして、後悔しないように全部を出し切りたい」と大舞台での活躍を誓った。

左から岩尾、仙川、酒井、木村

(柚野真也)

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