物価高「放置しない野党」 立民・泉代表 長崎で演説 2022参院選長崎

街頭演説する泉代表=長崎市内

 立憲民主党の泉健太代表が25日、参院選長崎選挙区に立候補している党新人、白川鮎美候補(42)を応援するため、長崎市中心部で街頭演説した。物価高が大きな争点との認識を示し、「岸田首相(自民党総裁)は影響がない人たちの立場に立っている。物価高を放置する政権と『そうじゃない』と言う野党の戦いだ」と訴えた。
 泉氏は、連合の芳野友子会長と選挙カーの上から演説。全国を回り、介護施設の職員から聞いた、利用者の食費の値上げを余儀なくされ心苦しかったとの話を紹介し「こういう時に政治は何をするべきか。給付や減税など、できることはあるのに、岸田首相は全然何もしていない」と批判した。
 自民や日本維新の会の議員らが言及している米国との「核共有」については、「政策として大間違いで愚策」と指摘。野党第1党の座を争う維新が「自民をピリッとさせる」と訴えていことに対し「ピリッとじゃ話にならない。がっぷり四つで組んで、寄り切るくらいの気迫、やりあう論戦力がないと」と批判した。
 同市内であった白川氏の総決起集会にも参加した。


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