プロのカメラ機材で気軽にパチリ 長崎市内初、セルフ写真館オープン 利用者が無線シャッターで撮影

セルフ写真館での撮影風景=長崎市諏訪町、Studio HIKARI

 長崎市諏訪町に、セルフ写真館「Studio HIKARI」がオープンした。プロが使用するカメラ機材で、利用者が無線シャッターで撮影する。「気軽に家族写真を撮影できる場所があれば」。そんな声を聞き、出張カメラマンをしていた代表の米満光太郎さん(31)=春木町=が開店した。
 米満さんによると、セルフ写真館は市内初。カメラの設定は天気や時間帯に合わせて米満さんが調整するため、操作が分からない人でも「プロ並みの写真が撮れる」。プロに依頼するより価格が安いのが特徴。撮影や写真加工に慣れた若者や小さな子どもがいる家族に人気という。
 スタジオにはドライフラワーや風船、アルファベットの置物など「映える」小道具が並ぶ。ヘアアイロンや全身鏡も完備。手持ち用カメラも用意し、利用者同士で撮影することも可能。撮った写真はその場でデータで受け取る。
 オープン初日の18日、中新町の古井菜々美さん(20)と福岡県在住の畠中蓮人さん(20)が来店。セルフ写真館に興味があった古井さんがインスタグラムの広告を見て予約したという。
 米満さんの説明後、撮り放題がスタート。最初は緊張していた様子の2人も「最高!」「かわいい!」など米満さんの明るい声かけやポーズ提案で自然と笑顔に。写りはモニターで確認でき、20分間撮り放題で約300枚を撮影した。
 古井さんは「面識がないカメラマンに頼むのもいいが、セルフで自分たちらしい写真を残せて楽しかった」と満足そう。米満さんは「スタジオも進化させ、より写真を楽しめる環境を作りたい」と話した。
 料金は2人まで4千円、以降1人ごとに千円追加。交流サイト(SNS)と連動した割引特典も。説明やデータ受け渡しなど含めて1時間、うち20分は撮影し放題。予約は前日までにホームページで。当日は電話のみ。レンタルスタジオとしての利用や米満さんが撮影するプランも用意している。問い合わせは同店(電080.8384.0496)。


© 株式会社長崎新聞社