ハンドボール北陸電力が過去最高成績の4位 福井で全日本社会人選手権、最終戦は大崎電気に32-36

北陸電力―大崎電気 前半に北陸電力の藤坂知輝(3)がシュートを決め7-5とする=6月25日、福井県営体育館

 ハンドボールの第10回全日本社会人選手権最終日は6月25日、福井県営体育館(福井市)で行われ、上位4チームによる男子決勝リーグで、福井県勢の北陸電力は大崎電気(埼玉)に32-36で敗れた。通算3敗(勝ち点0)で4位ながら、過去最高の成績となった。

 北陸電力は前半、ポスト落田駿兵を軸に攻撃を組み立て、右サイド高森翔太や、主将の左バック藤坂知輝らが得点。GK山崎智之の好セーブも目立ち15-15で折り返した。後半は落田が徹底マークされる。中盤には藤坂が3回目の2分間退場で失格となるなどし、主導権を握られた。終盤、左サイド久保博貴やポスト朝野翔一朗らの5連続得点で反撃したが、届かなかった。

 大崎電気は、福井県勢で一昨季まで北陸電力に所属した川島悠太郎(福井商業高校出身)が出場し4得点を挙げた。

 男子は福井県勢の出村直嗣(高志高校出身)がメンバーの豊田合成(愛知)が初優勝。女子は、福井県勢の永田美香(光陽中学校出身)が主将を務める北國銀行(石川)が7大会連続8度目の栄冠に輝いた。

 大会は3年ぶりの開催で、男子10、女子9チームが出場した。

© 株式会社福井新聞社