関東甲信・東海・九州南部が梅雨明け 関東甲信は最も早い梅雨明け 今週も猛烈な暑さ続く

27日(月)午前10時50分ごろの東京の空 提供=ウェザーマップ

 きょう27日(月)午前、気象庁は関東甲信、東海、九州南部が梅雨明けしたとみられると発表した。九州南部は平年より18日、関東甲信と東海は平年より22日早く、関東甲信は統計がある1951年以降、最も早い梅雨明けとなった。関東甲信や東海、九州南部はこの先1週間も、太平洋高気圧に覆われるため、晴れて厳しい暑さが続く見通し。内陸を中心に35℃以上の猛暑日が続くため、今後も熱中症など健康管理に警戒が必要だ。

関東甲信と東海、九州南部の週間予報(天気・気温)

 関東甲信は6月6日(月)、九州南部は11日(土)、東海は14日(火)に梅雨入りの発表があったが、降水量は多くの地点で平年を下回り、関東でかなり少ない地点もあった。太平洋高気圧の強まりと共に、24日(金)ごろからは気温が高くなり、特に25日(土)はフェーン現象の影響で、関東内陸で40℃を超えるなど、6月としては記録的な暑さに見舞われた。

 なお、梅雨は季節現象であり、その入り明けは平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間がある。梅雨入り、梅雨明けともに速報値として一旦、発表されるが、春から夏にかけての実際の天候経過を考慮した検討を秋に行い、その結果を確定値としている。

© 株式会社ウェザーマップ