岡山県の旭川水系で少雨に伴う取水制限が始まるのに合わせ、県は27日、渇水対策本部を7月4日に設置すると発表した。対策本部設置は高梁川水系で取水制限を行った2008年以来。
横田有次副知事を本部長に幹部職員ら計14人で構成。情報収集や県民への節水の呼び掛けなどを行う。流域エリアを管轄する備前、美作県民局にもそれぞれ対策本部を設ける。
取水制限は5月以降の少雨の影響による主要ダムの貯水量低下を受けた対応で24日、流域自治体や企業でつくる「旭川水系水利用協議会」が7月4日からの実施を決定した。上水道と工業用水を各10%、農業用水を30%カットする。