わたしらしく夢をカタチに 京都光華女子大学で紡ぐ『夢を育てる4年間』

ひとりひとりが意志と夢を掲げ、京都を中心に全国各地から学生が集う学び舎、京都光華女子大学。それぞれの個性や叶えたい夢に寄り添って、様々な選択肢を発見できる環境が大きな魅力です。
色彩豊かな個性が咲き誇るこのキャンパスで、一際輝きを放つ女性、水田京佳さん(健康栄養学科 管理栄養士専攻4年生)は、管理栄養士になるという夢を掲げながら、陸上部の現役キャプテンとしても活躍中。「管理栄養士への道」と「陸上選手」、2つの輝きを放つ水田さんの学生生活を伺いました。

お話を伺ったのは…

今回、水田さんにお話を伺ったのはGrowSでもお馴染み、ラジねえ。こと上羽悠雅さん。ラジオ体操インストラクターとして、企業や自治体、スポーツ競技団体、お店とコラボし、イベントや講習会、セミナーを行うなど、全国各地で活躍。「誰でも気軽にできるラジオ体操」を合言葉に、ラジオ体操のさらなる普及に取り組んでいます。
スポーツや心身の健康など、爽やかな共通点が際立つ水田さんと上羽さん。お二方ならではの素敵なお話、必読です。

管理栄養士への道と競技者としての道

▲水田京佳さん(健康科学部 健康栄養学科 管理栄養士専攻)

上羽悠雅さん(以下、ラジねえ。):まずはじめに、自己紹介をお願いします。

水田京佳さん(以下、水田さん):京都光華女子大学健康科学部健康栄養学科管理栄養士専攻で栄養学について学んでいます。また、全日本女子駅伝に出場できるようなチームになれるよう「全員駅伝」をスローガンに掲げ、陸上部のキャプテンとしても日々、邁進中です。

ラジねえ。:まさに文武両道ですね。水田さんは、いつからスポーツを始められたんですか。

水田さん:陸上競技は高校1年生から始めました。小学生の頃はバスケットボールやバレーボール、中学生の頃はラグビーをしていました。

ラジねえ。:多才ですね!幼い頃からスポーツに親しんでこられて、さらに「大学でも陸上競技を続けよう」と思ったきっかけは何だったんでしょうか。

水田さん:「管理栄養士になりたい」という目標に集中したくて、大学生になったら(陸上を)やめようと思っていたんです。ですが、京都光華女子大学陸上部の部活動体験に行ってみると、雰囲気がとても良くて。そんな環境に惹かれて、入部を決意しました。キャプテンを務めていても、京都光華女子大学の陸上部は穏やかで優しい人柄の部員が多いなと感じます。部活に限らず勉強面でも、調子が思うように上がらない時は、授業や部活に「行きたくないな」と思うこともあります。ですが、学科の友達や部活のメンバーと「会いたいな」という気持ちのほうが大きくて。どんな時でも「一緒なら頑張れる」と思える仲間と出会えたことが、とても幸せなことですし、ありがたいなと思っています。

▲陸上部の練習風景(京都光華女子大学ご提供)

ラジねえ。:アットホームな環境なんですね。「管理栄養士になりたい」という目標がおありとのことですが、京都光華女子大学には、管理栄養士を目指して入学する方が多いのでしょうか。

水田さん:京都光華女子大学にはさまざまな学部や学科があり、1人1人の個性を活かせる環境があります。なので、管理栄養士に限らず、さまざまな目標を掲げて入学してくる学生が多いなという印象ですね。「管理栄養士を目指せること」と「駅伝が強い陸上部があること」、まさに文武両道で頑張れる環境と、1人1人の意志に寄り添ってくださる教育環境だったということが、京都光華女子大学への入学の決め手になりました。

▲京都光華女子大学(京都光華女子大学ご提供)

小さな知識の積み重ねが豊かな健康づくりに

ラジねえ。:ちなみに、管理栄養士になりたいと思ったきっかけは何だったんですか。

水田さん:乳製品アレルギーの友達がいるのですが、同じ食事を楽しめる機会がほとんどなくて…。そういった子も楽しめるような食事の提案や商品開発に関わりたいなと思ったことがきっかけです。

ラジねえ。:素敵ですね。管理栄養士を目指して、具体的にどのような勉強をされているんでしょうか。

水田さん:「スポーツ選手の競技力向上に貢献するにはどういった食事を取ればいいのか」という切り口から、栄養学を学ぶことが多いです。ちなみに、今、探求しているのはビタミンDの摂取量についてです。ビタミンDの摂取量がスポーツにおける競技力の高さやケガ予防と密接なかかわりにあることを論文から学びました。本学健康栄養学科では基幹研究として学生への朝食提供を行っているのですが、その際にも、ビタミンDがしっかり摂れる食事を提供することを心掛けています。朝食提供をきっかけに、日頃から必要な栄養素を摂取するということを心掛けてもらえるように促していけたら良いなと思っています。

ラジねえ。:なるほど。基幹研究での経験も含めて、栄養についての学びがご自身の食生活や周りの環境にどんな影響を与えていると思いますか。

水田さん:やはり、健康のためだけでなく、女性としても、競技者としても、「どういう栄養素を取れば質のいい食生活に繋がるのか」ということを、普段の生活からより意識するようになったことが、とても大きな変化だと思います。例えば、普段からよく摂取しているサラダの上にのった「ツナ」。オイルの有無だけで約150キロカロリーほどの差があるんです。そういった小さな知識の積み重ねが、競技力向上に繋がっていくんだなと実感しています。

▲京都光華女子大学健康科学部健康栄養学科における基幹研究の一環として朝食を提供(京都光華女子大学ご提供)

大学入学前は、「食べる量を減らして(陸上競技者として)体重を落とす」ということに着目しがちでしたが、大学で栄養に関する正しい知識を学んだことで、食べものの質や栄養素に着目することの大切さに気づくことができました。また、効率の良く体に吸収されるための摂取のタイミングや食べ合わせの知識を周りと共有することで、周囲の栄養への関心を高めることにも繋がっているなと感じています。私が所属する陸上部には、寮住まい(遠方出身者)の部員も多く在籍しています。そういった子たちが、栄養の観点から、自分自身の食生活を豊かなものにしていけるような知識を共有していけたらいいなと思っています。

全国各地から京都光華女子大学に

ラジねえ。:遠方出身の学生の方も多くいらっしゃるんですね。

水田さん:はい。陸上部の今年の1年生と2年生は全員、寮生活をしています(全7名)。北海道出身の部員もいます。あとは、福井県や岡山県、島根県、秋田県など…京都府出身以外の部員のほうが多いですね。(生活に関して)すべて自分でしなくてはならないので、その生活に慣れるまでは「大変そうだな」と感じることもありますが…。はじめての一人暮らしをきっかけに、積極的に自炊するようになった部員も多くいるので、寮生活が自分自身の成長のきっかけになっているのかなと思います。また、「寮生活をきっかけに家族とのコミュニケーションが増えた」という話もよく聞きます。試合の際には、全国各地から(寮生活の部員の)ご家族が応援に駆けつけてくださって。とてもアットホームな環境で、学業と部活動に集中させてもらっているなと感じます。

ラジねえ。:遠方出身の学生の方は、京都光華女子大学の生活環境や学習環境について何とおっしゃっていますか。

水田さん:寮住まいの部員によると、コロナ禍の影響もあって、各部屋に1台ずつWi-Fiが設置されたようで…。大学側のあたたかいサポートにとても喜んでいました。寮で提供していただくご飯(1日2食(朝・夜))も美味しく、門限もしっかりしているので、心身共に安心して生活できると教えてくれました。

水田さんとラジねえ。が考える「地域活性のカタチ」

ラジねえ。:ラジオ体操には、たった3分間で効果的に全身の骨と筋肉を動かすことができる効率性と誰でも気軽にできる親しみやすさがあります。私は、そんな魅力をもつラジオ体操を通じ、地域の健康づくりや社会貢献に寄与していきたいなと考えているんですが、水田さんは地域活性や社会貢献について何か意識されたことはありますか。

水田さん:京都光華女子大学の近くにある西京極総合運動公園で、毎日ラジオ体操をされている方がいて。初めは1人で公園に来られて、ラジオ体操だけして、そのまま帰られているご様子だったので、交流をもつ機会がなかなか得られなかったのですが…。その方の様子を伺っていると、その方がラジオ体操を毎日行うことで、周りにもどんどん人が集まってきて。そして、人が集まってくるにつれ、その方の表情や服装まで明るくなったんです。私達にも「頑張ってね」と声を掛けて下さるようにもなって。ラジオ体操は、人と人との交流を豊かなものにしてくれるんだなと実感しました。

ラジねえ。:すごい!ラジオ体操は体だけでなく、心も豊かにしてくれるものだと思っています。水田さんは、京都光華女子大学での学びを「食」の面から、どのように表現していきたいなと考えていますか。

水田さん:コロナ禍の影響もあり、今は難しいかもしれませんが…大学の食堂など多くの方が交流する場で、一人ひとりのニーズに合わせた食事の提供やアドバイスができたらいいなと思います。例えば、体重を健康的に落としたい方や栄養バランスにすぐれた食生活を目指す方など、「食」への思いは人それぞれですよね。そんな1人ひとりの思いに寄り添った食事を提供できるような取り組みができたら嬉しいです。

ラジねえ。:素敵ですね。京都光華女子大学での学びを活かして、将来どのような女性になりたいですか。

水田さん:京都光華女子大学には、夢や目標に向かい、社会で輝いている先輩方もたくさんいらっしゃって。この大学には、1人ひとりが夢を叶えるためにサポートしていただけるあたたかさが根付いているんだなと感じています。京都光華女子大学だからこそ、勉強面と運動面、双方に高め合っていける、そんな充実した学生生活を送れているのだと思います。この学校での学びや経験をこれからも大切に、将来は管理栄養士の資格を活かして、スポーツ選手を栄養面でサポートできるような仕事がしたいなと思っています。

ラジねえ。:応援しています。1人でも多くの方に心身共に健やかな生活を送っていただけるよう、これからも一緒に頑張っていきましょう!

▲みんなでラジオ体操!(水田さん(後列中央)、ラジねえ(前列))

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京都光華女子大学健康栄養学科での基幹研究

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