植物保護ドローン8千台超が綿花・食糧生産を後押し 中国新疆ウイグル自治区

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植物保護ドローン8千台超が綿花・食糧生産を後押し 中国新疆ウイグル自治区

バインゴリン・モンゴル自治州輪台(ブグル)県塔爾拉克(タルラク)郷で作業中の植物保護ドローン。(2021年9月16日撮影、ウルムチ=新華社記者/丁磊)

 【新華社ウルムチ6月27日】中国新疆ウイグル自治区ではここ数年、新たなスマート農業機械の代表的製品とされる植物保護ドローン(小型無人機)が急速に普及している。同自治区の保有台数は8千台を超え、各省・自治区・直轄地の中で上位に位置する。

 同自治区農業・農村機械化発展センターによると、自治区の農業機械の総出力は2466万8500キロワットで、農作物の総合機械化水準は85.5%と全国上位を占める。

植物保護ドローン8千台超が綿花・食糧生産を後押し 中国新疆ウイグル自治区

イリ・カザフ自治州タルバガタイ地区沙湾市で、植物保護ドローンの特徴について語り合う農業サービス会社の責任者(左)と綿花農家の人。(2021年7月15日撮影、ウルムチ=新華社記者/胡虎虎)

 新疆は中国の主要綿花生産地であり、3700万ムー(約247万ヘクタール)の綿花畑が植物保護ドローンに広大な活躍の場を提供している。植物保護ドローンは従来のトラクターによる農薬・肥料散布に比べ、操作が簡単で、効率と正確さも高いことから、2016年前後に自治区に導入されると、多くの農家、特に綿花農家の間で急速に普及した。

 新たなスマート農業機械の普及に伴い、ドローン操縦者を含む新職業も出現した。中国ではこの数年、1990年代生まれの若者の多くが、植物保護ドローンの操縦を通じ、農業生産に深く関与するようになった。

植物保護ドローン8千台超が綿花・食糧生産を後押し 中国新疆ウイグル自治区

バインゴリン・モンゴル自治州鉄門関市の香梨モデル農園で、授粉作業を行う植物保護ドローン。(2021年4月11日、小型無人機から撮影、ウルムチ=新華社記者/丁磊)

 同自治区は2012年以降、国から農業機械購入補助金として計74億9100万元(1元=約20円)の支援を受け、46万4100台の購入に補助金を支給。31万2千の農家が恩恵を受け、200億元余りの農機購入につながった。自治区の農業・林業・牧畜業・漁業における総合機械化水準は現時点で70.6%となっている。