進学に役立つオープンスクール活用法は 京都・滋賀の中高受験へアドバイス

鴨沂高で昨年12月に行われた学校説明会(京都市上京区)

 6月に入り、新学年での生活も慣れてきた頃でしょうか。新たなクラスで新たな出会いもあったことでしょう。今度は、新しい学校との出会いにも挑戦してみてください。

 これからの半年間は、多くの学校が、自分たちを知ってほしいと様々なイベントを開催していきます。特に6月から8月にかけては、オープンスクール、学校説明会といった、学校そのものを知ってもらい、学校生活を具体的にイメージしてもらうためのイベントが多くなります。

 授業体験、在校生たちの活動発表、この春の卒業生たちの進路についての説明など、進学した後の成長の過程をストーリー仕立てで知ることが出来るでしょう。

 また、学校での開催が基本になりますので、学校設備や多くの先生方の様子、はたまた在校生たちの姿を間近で見ることが出来ます。さらには、自宅から学校までの通学中の様子や、実際に通学にかかる時間などを確認する良い機会にもなります。

 とにかく数多くの学校のイベントに参加してみることが大切なのです。

 なぜなら、具体的なイメージを固めることと同時に、多くの学校を比較していくことで、自分が進学したい学校、自分に向いている学校が、より鮮明になるからです。

 この学校は先生と生徒との交流が活発で、色々なことに挑戦したいと思っている自分には向いているのではないか?

 この学校は先生たちがとても熱心で、一人一人の生徒に向き合ってくれるから、少し怠けてしまいがちな自分でも毎日を充実させられるのではないか?

 この学校は家の近くではないからあまりよく知らなかったけど、先輩たちが「キラキラ」してるし、駅からも近くてとても通いやすいんだ!などなど。

 新たな学校との出会いは、新たな自分との出会いでもあります。ぜひ楽しんでみてください。

© 株式会社京都新聞社