海外旅行での邦人のコロナ感染増加、在外公館が注意呼びかけ

海外の日本大使館や総領事館が、出張や旅行での海外渡航者が新型コロナウイルスに感染し、予定通りに帰国できなかった事例が発生しているとして、相次いで注意喚起を行っている。

在フィンランド日本国大使館は、帰国時のPCR検査で新型コロナウイルスの陽性が判明した人が、先週だけで10名以上発生し、相談を受けたことを明らかにした。診察費や検査費、延泊の宿泊費などは自己負担になるとして、不要不急の渡航は止めるよう求めている。

在デンパサール日本国総領事館でも、同様に帰国前検査で陽性が判明し、対応に窮して複数の相談が寄せられたことを明らかにしている。ホテルによっては、隔離のための宿泊を認めない場合や、隔離先や移動の手配などの対応が得られない場合があるとしており、ホテルを選ぶ際には、ランクや設備などのハード面だけではなく、陽性時の隔離可否や対応などをあらかじめ確認するよう呼びかけている。

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