採用活動が活発化 3年ぶりに “対面” 「生きたコミュニケーションで」 地元企業の合同面接会

アフターコロナを見すえて、企業の採用活動は活発になっているようです。地元企業の合同就職説明会が、3年ぶりに「対面」で開かれました。

藤森憲也記者
「3年ぶりとなった対面での就職ガイダンス。企業・学生ともにオンラインとは違った有意義な時間が過ごせたようです」

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広島労働局などが開いた合同就職面接会は、3年ぶりの対面形式で、27日・28日と行われます。地元企業からは300社を超える参加の申し込みがありましたが、コロナ禍を考慮して104社が2日間に分かれ、来年春に卒業予定の学生など、合わせて581人分の採用枠を確保して参加します。

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広島労働局 職業安定課 田辺克也課長
「これまでコロナ禍にあって、なかなか採用に踏み切れなかったという企業もあったと思いますが、きょう、お集まりの企業は、いずれも積極的に新たな人材を採用したいという思いで参加されています」

コロナ禍で、企業はオンラインでの採用活動を続けてきました。

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ウッドワン 総務人事部 田辺陽介係長
「生きたコミュニケーションを面接や説明会で行っていきたいという思いはあるので、こういう対面のイベントはとても貴重に思いますし、これからも積極的に活用したい」

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AICエデュケーション 管理本部人事部 関咲織課長代理
「企業選びというのは、自分の人生を大きく変える1つの大切な選択だと思うので、しっかり学生に寄り添ってお話をしたいと思っていた。対面でお話しできるのは、すごくうれしい」

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それぞれ企業のブースでは、人事担当者が仕事の内容に加えて、自社の魅力についてアピールしていました。

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広島労働局 職業安定課 田辺克也課長
「実際にお互い、直接会って、人柄や雰囲気を感じ取るとことは非常に重要なこと」

参加した学生たち
「ありがたいですね。こうやって集まってくださってるのは」

― まわりはけっこう内定をもらっている?
「そうですね。早いですね」

「対面なので質問しやすいし、企業の方の話し方や雰囲気がよく伝わって、うれしい」

留学生やすでに卒業した人も参加していました。

ベトナムからの留学生
「広島で働きたいと思ってるんですけど、難しく感じています」

既卒者
― 対面面接会は?
「いいと思います。なかなかこういうチャンスはないので、どうにか生かして、内定につなげていきたい」

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広島労働局は、「広島新卒応援ハローワーク」を開設するなど、引き続き、就職のサポートをすることにしています。

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