技能実習生が「ペダル付き電動バイク」のルール学ぶ 免許取得やヘルメット着用など

外国人技能実習生を対象に、「ペダル付き原動機付自転車」、いわゆる「ペダル付電動バイク」のルールなどを教える交通安全教室が、広島・福山市で開かれました。

RCC

27日の交通安全教室には、先月末から今月にかけて来日したベトナムや中国からの技能実習生およそ120人が参加しました。

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講師
「日本では、ペダルをこがないで進むことができる電動機付きモーター自転車(原動機付き自転車)は、特別な許可がないと運転ができません」

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福山東警察署によりますと、去年6月からのおよそ1年間で、いわゆる「ペダル付電動バイク」をめぐり、管内で「指導警告」をしたのは28件で、全てベトナム人が運転していたケースだったということです。また、ことしに入り、物損など、事故が3件起きているということです。

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実習生たちは、「ペダル付電動バイク」の運転には、▽運転免許の取得や、▽ヘルメットの着用、▽ナンバープレートの取り付けなどが必要であることや、違反した場合の罰則についても教わりました。

ベトナム人技能実習生たち
「(ルールが)厳しいですが、がんばって守ります。もし使う場合は、無免許運転を避けるように免許を取って使うようにがんばる」

福山東警察署 坂口健 交通第一課長
「特にベトナムなどではペダル付き原動機付き自転車が普及している。福山市に来て勉強や仕事などしていただいている。交通事故や犯罪被害などにあわないようにしていただきたいと」

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福山東警察署では、今月、ベトナム語や中国語の訳を付けた「指導警告書」を作っていて、今後も注意を呼びかけるとしています。

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