「ガチャガチャ」で男女共同参画PR 国富の団体

男女共同参画週間に合わせ、カプセル玩具販売機「ガチャガチャ」を設置した男女共同参画推進ネットワーク「くにとみブリッジ」のメンバーら

 男女共同参画の重要性を広く知ってもらおうと、国富町の住民でつくる「男女共同参画推進ネットワーク『くにとみブリッジ』」(近藤恵代表)は、カプセル玩具販売機「ガチャガチャ」を使った啓発活動を新たに始めた。郷土玩具「法華嶽うずら車」を景品とし、町役場内に販売機を設置。景品と一緒に同団体やうずら車などを紹介するメッセージも入れ、異なる「個性」を尊重する大切さなどを訴えている。
 男女共同参画週間(23~29日)に合わせた啓発活動で、町内で唯一うずら車を製作する同町深年の小山五雄さん(73)のほか、販売機を所有する町観光協会の協力を受け実現。うずら車の色付けは同団体のメンバーが手がけ、キーホルダー型の個性豊かな8種類を準備した。
 販売機は町役場1階ロビーに設置されており、1回500円。全50個の景品がなくなり次第、終了する。販売機設置に合わせ、同団体は経済的理由などで生理用品の入手が難しい「生理の貧困」対策の取り組みとして、生理用品の回収ボックスも併設。回収した生理用品は町社会福祉協議会に寄付するという。
 近藤代表は「男女共同参画や生理の貧困について関心を高めると同時に、うずら車にも興味を持ってほしい」と話していた。

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