神奈川でも記録的高温続く 小田原35.6度、6月の観測史上最高 

噴水の周りを歩く人たち=午後3時ごろ、横浜市中区の横浜公園

 神奈川県内でも記録的な高温が続いている。梅雨明けが発表された27日は、小田原市で6月の観測史上最高となる35.6度を観測。熱帯夜(夜の最低気温が25度以上)も増え始めており、昼夜を問わず熱中症対策が欠かせない状況だ。

 同日は朝から強い日差しが照り付け、各地で気温が上昇。小田原市で猛暑日(最高気温35度以上)となったほか、海老名市(34.9度)と横浜市中区(34.7度)が猛暑日に迫った。三浦市(31.5度)と藤沢市辻堂(30.6度)も含め、気温を観測している県内の全5地点で真夏並みの厳しい暑さとなった。

 今年初の猛暑日となった25日以降は夜も気温の高い日が続いている。横浜市中区と小田原市は25、26日と2日連続で熱帯夜となった。

 気象庁は「太平洋高気圧の北への張り出しが強く、この時期としてはかなり高い気温が続く見込み。熱中症に注意が必要」と強調。横浜の向こう1週間の最高気温は連日、30度以上になると予想している。

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