吉備の環PT見聞録 岡山市北区足守、津高、高松地区(22~24日)

 「吉備の環(わ)プロジェクトチーム(PT)」は22~24日、岡山市北区足守、津高、高松地区を巡りました。現地から発信したツイッター投稿の一部を紹介します。

 PTは7月6~8日に津山市(中心部、勝北地区)、同12~14日に新見市(大佐地区)と真庭市(北房、美甘地区)を訪問予定。その後も県内各地にお邪魔します。地域の魅力や課題に関する情報を電話(086―803―8091、平日)、メール(kibinowa@sanyonews.jp)でお寄せください。

年1.2万玉 メロン出荷

 足守のメロン農家の板野純也さん(39)。県内の飲食店やケーキ店などを中心に年間1万2000玉を出荷しています。「風味、食味、甘味のバランスがアールスメロンの特徴」と魅力を紹介してくれました。かつては100軒あった生産者も今では10軒を切っているそうです。

ブドウ新品種開発に力

 約100種類のブドウを栽培するとともに、新たな品種開発に取り組んでいる林ぶどう研究所(津高)。2014年には岡山の新たな特産品として期待がかかる、種なしで皮まで食べられる青系ブドウ「マスカットジパング」を品種登録。地域の農業振興に尽力しています。

自然派ワイン醸造

 自然派ワインを醸造する「ラ・グランド・コリーヌ・ジャポン」(富吉)。フランスでワイン造りの腕を磨いた大岡弘武さん(48)が手掛けています。妻の年百美さん(45)がワイナリーやブドウ畑を案内してくれました。林ぶどう研究所の林慎悟代表(43)と共に耕作放棄地を活用した醸造用ブドウ栽培にも乗り出しています。

観光バスでいっぱい

 全長約350メートルで全国第4位の規模を持つ前方後円墳・造山古墳(新庄下)には、市内の小学生が遠足でたくさん訪れており、ビジターセンターの駐車場には観光バスがあふれていました。ボランティアガイドの皆さんも大忙しです。

最上稲荷の門前町

 最上稲荷(高松稲荷)につながる門前町の商店街はかつて、50軒もの店が並ぶにぎわいの中心地。現在は常に営業している店舗は5軒程度だそう。光屋酒店の秋山俊二さん(65)ら地元観光協会は、イラスト入りの参道マップを作るなど、観光客を少しでももてなそうと工夫しています。

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