【聞かせて】 No.767「北村 敏克さん・山口県立美術館館長」

 4月1日付で山口県立美術館館長に就任した。

 過去には県の総合企画部長として、地方創生に携わり、宇宙航空研究開発機構(JAXA)、防衛省艦艇装備研究所、国立研究法人水産総合研究センターなど、政府機関の県内誘致に尽力してきた。さらに、2018年の「山口ゆめ花博」では、担当部長として来場者の動きを見ながら臨機応変に対応。「これまでの仕事がどれだけ生かせるかわからないが、良い芸術作品を県民の皆さんに見ていただくとともに、来県してもらうための観光ツールにもなれば」と話す。

 7月8日から同館で開催される特別展「庵野秀明展」について、「人気のある展覧会で楽しみ。真夏の開催なので、入館を待つ長蛇の列ができないよう、チケットの発券方法も工夫している。多くの方に足を運んでほしい」と呼びかける。

   

 【プロフィル】1959年4月、旧徳山市生まれの63歳。徳山高、山口大経済学部卒業後、1982年に山口県庁入庁。総合企画部長などを務め2020年に退職。県産業技術センター副理事長を経て今年4月に現職へ。好きな景色は秋の夕暮れ時のパークロード。

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