【教えてサーカス よう太が聞く】どうすれば団員になれる?

木下龍太郎常務

 華やかなショーの裏側、団員や動物の日常…。普段は聞けないようなサーカスの疑問を山陽新聞社のマスコットキャラクター「よう太」が聞き手となり、団員らに教えてもらう。

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 空中ブランコやオートバイショーなどのすごい演技を見て、団員に憧れる人もいるはず。どうすれば、サーカスに入れるの。

 芸を披露する団員として木下サーカスに入るには、年齢制限(18~25歳)を除けば、「舞台に立ちたい」という強い気持ちがあるかどうか。身軽さや体の柔軟さが必要な面も否めないが、これが一番大切だ。

 サーカスと言えば、体操の経験者が多いと思うだろう。しかし、現在いる日本人の演技者35人のうち、半分以上が未経験。中には学生時代に本格的な運動部に入っていなかったケースもある。

 それでも入団後、売店での販売や舞台の音響・照明などの業務の傍ら、練習や筋力トレーニングを重ねて成長していく。

 われわれが常に考えているのは「どうすればお客さんに喜んでもらえるか」。人を喜ばせることが好きで、興味あることに打ち込めるという人は、入社試験に挑戦して仲間になってほしい。

〈木下龍太郎さん(46)=常務取締役〉

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